3月10日【全校朝会】 自分の身を自分で守る
- 公開日
- 2025/03/10
- 更新日
- 2025/03/10
校長日記
今日月曜日 いつも通り 全校朝会がありました
毎週の6年生の挨拶当番 今日が最終日となります。 来週からは5年生が引き継ぐこととなります。6年生今までありがとうございました。 最後の役割 5年生への激励のメッセージもとてもよかったです
以下 校長講話です。
千駄谷小学校のみなさんおはようございます。
昨日は、5年生がフードロス対策の一環として調理のワークショップを開催しました。20人を超える参加者服部栄養専門学校の協力で大成功でした。 シブヤ未来科の学習時間が今年度から増えて、各学年、様々な取り組みしています。4年生は、日本舞踊の発表会、6年生は、地域のためにということで、今週 ワークショップをします。 シブヤ未来科は、皆さんのアイデアを実現できる時間でもあると思います。そこで大切なのは、挑戦すること。無理かもという考えは禁物です。とりあえずやってみましょう!!
そして、今週の水曜日は、代々木体育館で探究フェスがあります。全小中学校が自分たちのシブヤ未来科を発表します。 千駄谷小学校では6年生が 千小のシブヤ未来科ということで、各学年My探究の取り組み そして、 たくさんの人 協力して!! この指とまれ!! というプレゼンをします。必ずいいプレゼン 大きな反響が必ず起こります。 ほかの皆さんも時間があったら、ぜひ、見に行ってください!!
さて 校長先生からは大切なお話です。
今日は3月11日 14年前の今日 午後2時46分 この日、この時間に起こった出来事…わかりますね。東日本大震災です。あの時から、14年が経ちました。皆さんはまだ生まれていないですね。2分近く揺れが続いた大きな地震が起こり、多くの方の命が失われました。日本は地震の多い地域です。
地震で経験したことや学んだことをこれからの生活に生かしていくことが大切なんです。それを教訓といいます。この震災で亡くなられた方は2万2千人を超えたといわれています。多くの人の命を失った一番の原因は津波でした。予想を超える大きな大きな波が押し寄せ、多くの家や人が飲み込まれてしまいました。
岩手県釜石市では、中学生が小学生の手を引き、二次避難場所である山へ向かって逃げたんだそうです。二次避難場所の山について、みんなで一安心していた時、1人の中学生が海の方を見ると大きな津波が押し寄せていることに気付きました。 その中学生は、とっさに「もっと高いところへ逃げたほうがいい。」と声を上げたそうです。その声をきっかけに、さらに高いところへ向けて避難したそうです。 こうして、波にのまれて多くの命が失われた町がある中、釜石市の小中学校の子供たちのほとんどは助かりました。このことは、「釜石の奇跡」と言われ、大きくニュースに取り上げられました。
そのときインタビューを受けた子供たちは、「いつもの訓練通りにしただけ」と答えたそうです。「いつも通り」とは、どのようなことでしょうか。学校の避難訓練で教わっていたことは、次の3つです。
・「ここは大丈夫」と思わないこと
・周りが逃げていなくても津波がくると思ったら声をあげながら真っ先に逃げること
・できるだけ高いところに避難すること
それからもう一つ、この釜石の小中学生は、町の人たちの命も救ったといわれているそうです。というのも、このまちで最初に避難を開始したのが小中学生なんだそうです。逃げている子供たちの姿を見て、町の人たちは 「これは大変なことが起こるかもしれない。」と避難を始めたといいます。
後から町の人に話を聞くと、「ここまで津波はこないだろうと思っていた。」「子供たちの姿を見なかったら逃げていなかった。」という人もいたそうです。
先日、千駄谷小学校では、予告なしの避難訓練を行いました。3分59秒で避難できました。これは大変立派なことですが、これで大丈夫と思いますか そうではないですよね。訓練の繰り返し、より万全を尽くしてが、本当に地震が起こったときの冷静な行動につながります。またか…と思わず、真剣に行いましょう。
普段より今日は長く話しましたが しっかりと聞いてくれてどうもありがとう。
今週もしっかり頑張りましょう。