10月13日(金)
10月13日(金)の給食です。
・発芽玄米ご飯 ・あちゃら漬け(にんじん、だいこん、きゅうり、れんこん、きくらげ) ・水炊き(鶏肉、厚揚げ、キャベツ、はくさい、しめじ、えのき) ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、日本地理の九州の中から、「福岡」の郷土料理を作りました。 福岡は、外国との貿易の拠点であった歴史から、さまざまな国の影響を受けた料理が食べられています。 水炊きは、西洋のコンソメスープと、中国の白湯スープを混ぜて作ったのが始まりだと言われています。水炊きという不思議な名前は、冷たい水に鶏肉を入れて料理していく方法から付けられたのだそうです。鶏のうま味がしっかりと出た出汁で、いろいろな野菜を煮込んで食べる、鍋料理です。 コクのある水炊きの付け合わせに、さっぱりとした即席漬けを作りました。こちらも不思議な名前ですが、ポルトガルのお漬物の「アチャール」という料理が伝わって「あちゃら漬け」となった、という説があります。外国から伝わった料理を、日本人好みにアレンジしてしまう力強さが感じられます。 体調のすぐれない人が増えているようですので、しっかり食べて体を温めてくださいね。 10月12日(木)
10月12日(木)の給食です。
・タコライス ・ソーキ汁(豚肉、切り昆布、大根、にんじん) ・牛乳 -------------------- 今日は、2年生の日本地理で扱われる「沖縄」から、タコライスとソーキ汁を作りました。 沖縄は、その歴史の中で様々な文化の影響を受けながら食文化を発展させてきています。そのため、琉球王国の時代から受け継がれている伝統料理を「琉球料理」、アメリカなどの影響を受けた料理を「沖縄料理」と呼んで区別する考え方もあるそうです。 今日のメインのタコライスは、「沖縄料理」のひとつです。沖縄にはアメリカ兵向けの食事を用意している飲食店が少なくありませんが、タコライスもそのような店で生まれたメニューです。アメリカでよく食べられるタコスの具をごはんにのせたもので、今では沖縄だけでなく、日本中に広まっているメニューです。 反対に、ソーキ汁は、沖縄が琉球王国だったころからの歴史がつまった汁物です。沖縄は、昆布の生産地でないのにも関わらず、消費量が国内でも多い県だと言われています。これは、北海道から薩摩に届いた昆布を、沖縄を通じて中国に輸出していた影響なのだそうです。また、豚肉は「鳴き声以外すべて使う」と言われるくらい沖縄で大切にされてきた食材です。 かつお節と豚ガラで出汁をとり、野菜・豚肉・昆布を具とした、しみじみとした味わいの汁料理です。沖縄料理と琉球料理の違いを楽しみながら食べてみてくださいね。 10月11日(水)
10月11日(水)の給食です。
・ご飯 ・鮭とさつまいものバター醤油炒め ・水菜とキャベツの味噌汁 ・牛乳 -------------------- だんだん寒くなってきましたが、体調は崩していませんか?今日の給食は、秋の旬の味覚を味わう献立です。炒めもののさつまいもは、熊本産の紅はるかという品種を使いました。さつまいもの種類の中でも、しっとりした食感と、濃い甘さが特徴です。さっぱりした味わいの秋鮭や、きのこと一緒に、バター醤油で香ばしい味付けに仕上げました。 また、お味噌汁に入れた水菜も、一年中スーパーに並んでいますが、寒くなってからが旬だと言われています。旬のころの食材は、味もよく、栄養も豊富になります。秋に旬を迎える食材をたくさん食べてみてくださいね。 世界食料デー月間の取り組みそれに合わせて、給食でも食料問題について意識した取り組みを行いますので、ご紹介します。 1.世界食料デー図書コーナー 2.使用食材について 1.世界食料デー図書コーナー 世界食料デー月間に合わせ、司書の先生にご協力いただき、食料問題に関連した本を選書・展示しています。3階の踊り場と、図書室のカウンター横に置いてありますので、ぜひ手に取ってめくってみてくださいね。 食についての本を読んでみると、一口に食料問題と言っても、世界の飢餓問題や、日本の食料生産がどのような歴史をたどってきたか、わたしたちが食べ物を選んだり食べたりするときの心の動きまで、それぞれが別々の問題ではなく、複雑に絡み合っていることがわかります。すぐに解決できるものではないからこそ、いろいろな本や意見に触れて、食という身近な営みが世界につながっていることを考えるきっかけになれば幸いです。 2.使用食材について 給食では、以下のような食材を使用しています。 ・揚げ物の衣:国産の米粉 ・味噌:レッドカップキャンペーン(※)参加の国産味噌(※参加企業の商品を購入すると、WFPを通じて途上国への給食支援を行うキャンペーン ) ・ひき肉:一部、大豆ミートで代替 また、野菜の皮や外葉は、そのままごみとして捨てることはしていません。栄養やうま味がたくさん詰まっているので、よく洗ってからガラなどと一緒に煮込み、スープのうま味として使い切っています。 給食以外にも、「おにぎりアクション」や、各スーパーマーケットでのフェアなど、個人で参加できる取り組みがいろいろな場所で実施されています。ぜひ、調べてみてくださいね。 10月10日(火)
10月10日(火)の給食です。
・トマトラーメン(豚肉、しめじ、にんじん、キャベツ、コーン) ・ジャンボ揚げ餃子(鶏肉、おから、はくさい、大葉、チーズ) ・牛乳 -------------------- みなさん、秋休みはいかがでしたか?しっかり休めましたか? 今日10月10日は、「トマトの日」です。それに合わせて、トマトラーメンを作りました。給食では、野菜炒めをたっぷり入れ、味噌味仕立てにしています。トマトと味噌は、一見不思議な取り合わせですが、両方ともグルタミン酸という同じうま味成分をもっているため、一緒に料理するとうま味を強く感じられる、おいしい組み合わせです。味噌汁にトマトを入れたり、パスタの隠し味に味噌を入れたりするのも、おすすめですよ。 また、副菜は、チーズ入りのジャンボ揚げ餃子を合わせました。鶏肉におからと大葉を加えて、チーズのコクを引き立てる、さっぱり和風の味付けにしています。しっかり食べて、後期も元気に過ごしてくださいね。 連合音楽会
10月5日(木)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で連合音楽会があり、渋谷区立中学校8校がそれぞれに素敵な演奏・合唱を披露しました。鉢山中学校は、吹奏楽部が出演し、日ごろの練習の成果を発揮して、美しい音色で素晴らしい演奏をしました。吹奏楽部は、これからパレードやさみどり祭への出演があり練習にも熱が入ります。
教師の日
昨日10月4日、無事に前期終業式を迎えました。たくさんのことを経験し成長した半年でした。秋休み、ゆっくり休んでまた後期も元気に楽しく頑張りましょう。
終業式のあとには、ユネスコの定める「教師の日」(本来は10月5日)に合わせて、生徒の皆さんから先生や主事さん方に「いつもありがとうございます」とお花が贈られました。 10月4日(水)
10月4日(水)の給食です。
・ビビンバ丼 ・チャンチククス(そうめん、にんじん、さやいんげん、干し椎茸、錦糸卵) ・牛乳 -------------------- 今日は、地理で扱われる「アジア」より、日本の隣の国、韓国の料理を作りました。ビビンバは、韓国語で「混ぜご飯」という意味の料理です。日本では、今日のようにナムルやお肉を混ぜて食べるビビンバがよく知られていますが、韓国では、温かいご飯にたっぷりの生野菜を混ぜるものや、たこなどの海鮮をまぜるものなど、いろいろな種類があるそうです。汁物は、韓国版のにゅうめんを作りました。「チャンチククス」は、直訳すると「お祝い麺」という意味で、もともとはめでたい席などで食べられていた料理です。今日は終業式なので、前期が終わったお祝いに作りました。 前期は毎日しっかり給食を食べてくださり、ありがとうございました!秋休みでリフレッシュして、また来週から元気に登校してくださいね。 10月3日(火)
10月3日(火)の給食です。
・麦ご飯 ・ちくわの二色揚げ ・ゆかり粉和え ・じゃがいもと油揚げの味噌汁 ・牛乳 -------------------- 今日のメインは、ちくわの揚げ物です。あおのりとカレー粉の二色で揚げてもらいました。揚げ物の衣と言えば、小麦粉や片栗粉が使われることが多いですが、今日の衣には米粉を使い、カリカリの食感に仕上げました。米粉は、小麦粉などと比べ、油を吸いづらい性質を持っているため、揚げ物の衣などに使うと、時間がたってもべたつかずに軽い食感が続くと言われています。いつもの揚げ物との食感の違いを確かめながら食べてみてくださいね。 10月2日(月)
10月2日(月)の給食です。
・発芽玄米ご飯 ・レバノン風レモンチキン ・レンズ豆のスープ ・牛乳 -------------------- みなさん、陸上競技大会、お疲れさまでした! 今日の献立は、地理の授業で扱われるアラビア半島のなかから、地中海に面した国、レバノンの料理を作りました。アラビア半島の国々では、スパイスやハーブ、レモン、ゴマ、豆類が多く使われます。この国々の料理を総称してアラブ料理と呼ぶこともありますが、それぞれの国によって料理の特徴にグラデーションがあります。例えば、今日とりあげたレバノンは、フランスによる支配の歴史があるため、調理方法や味付けにフランス料理の影響がみられると言われています。また、反対にフランスでは、レバノンの影響を受けた料理が日常的に食べられているんですよ。 給食では、レバノン風のチキンケバブと、レンズ豆という小さな豆のスープを作りました。同じアジアでも、日本とは全く違う味付けの料理です。楽しく食べてもらえたら嬉しいです。 また、レバノンの人々の暮らしを垣間見ることのできる本を紹介します。 「ベイルート961時間(とそれに伴う321皿の料理)」...関口涼子 翻訳家であり、詩人でもある著者が、内戦の爪痕の残るレバノンの首都ベイルートに滞在し、住民と個々人の食にまつわる会話を繰り返して書いたノンフィクションです。著者が人々に尋ねるのは、内戦についてではなく、食についてですが、それによって、ひるがえって戦火のなかにも残されてきた料理、人の心や文化の支えになる料理が浮き彫りになり、食の力の強さを感じる本です。今週いっぱい、3階に展示しますので、興味があればめくってみてくださいね。 |
|