1月23日(火)
- 公開日
- 2024/01/23
- 更新日
- 2024/01/23
今日の給食
1月23日(火)の給食です。
・発芽玄米ご飯
・おかひじきとツナの和え物
・芋煮風汁
・牛乳
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今日の給食は、日本地理の「東北地方」より、山形県の郷土料理を作りました。具沢山の芋煮は、里芋の旬の秋から冬にかけて食べられる鍋料理です。江戸時代ごろ、最上川に船を浮かべて荷物を運んだ船乗りたちが、川辺で作って食べた鍋が芋煮の始まりだと言われています。この歴史があるからか、現在でも、家で食べるのはもちろん、バーベキューのように、川辺で集まって鍋を囲む、「芋煮会」が行われているそうですよ。
和え物のおかひじきは、シャキシャキの食感がおいしい野菜です。見た目がひじきに似ていることから、ひじきという名前がつきますが、海藻ではなく、陸にはえています。もともと海辺に生えていたのが、最上川の舟運(しゅううん)によって内陸部に伝わり、山形の特産品となりました。松尾芭蕉の俳句にも詠まれた、最上川に関連した献立になりました。楽しんで食べてくださいね。
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最上川で舟運がさかんだったことは、江戸時代の浮世絵からも見ることができます。東海道五十三次を制作した歌川広重(初代)の錦絵にも、最上川の様子を描いたものがありますよ。
歌川広重(初代)「六十余州名所図会 出羽 最上川月山遠望」
出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」