学校生活

【12/16Teams朝会】人権について

公開日
2025/12/16
更新日
2025/12/16

校長室より

今日は、3年1組から中継で、人権についての話をしました。真剣に話を聞いてくれました。

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さて、みなさんにクイズです。
前回はデフリンピックのお話をしましたが、今日は別のお話です。
実は、12月4日から10日まで、ある週間だったのですが、分かる人はいますか?

ちょっと難しいですね。
(と原稿には書いていましたが、正解者がいました!)
実は「人権週間」でした。

人権とは、いろいろな説明の仕方ができますが、私が気に入っているのは、
「人権とは、自分らしく生きること」
それと、
「人権とは、自分を大切にすること、それと同じくらい他人も大切にすること」
という説明です。

東京都では、この人権週間の取組として、川柳を募集しました。
入賞した川柳のうち、3つを紹介したいと思います。

まず、一つめ。
「インターネットを正しく使うために」という部門で選ばれた「その言葉 手で殴るより 痛いかも」
暴力には、殴ったり蹴ったりする人の体を傷付ける暴力と、言葉による心を傷付ける暴力があるという話を随分前にしたと思います。
この川柳は、その言葉による暴力について言っています。
殴られたアザや傷は、いつかは治って消えるかも知れません。
でも、心に負った傷というものは、なかなか治りにくいですし、そもそも治ったかどうかは、外から見ることはできません。
だからこそ、人を傷付けないよう、言葉には気を付けていきたいですね。
そして、間違った言葉を使ったときは、「ごめんね」と素直に謝れたらいいですね。

二つめは「身の回りの人権」部門。「気づいてる? その笑いにも 痛みあり」
これも先ほどの言葉による暴力と少し似ていますね。
例えば、失敗したとき、もしかしたら、その失敗している人は傷付いているかも知れません。
そんなとき、みんなに笑われたらどうでしょう。
もっともっと傷付いてしまうと思います。
そういうときは、「大丈夫?」という優しい声掛けができるといいですね。
笑うとき、その笑いは誰かを幸せにする笑いなのか、誰かを傷付ける笑いなのか、注意していく必要がありそうです。

最後です。「一人一人の個性を尊重しよう」部門「違いこそ 色を重ねた 虹になる」
渋谷区の「違いを力に変える街」というキャッチフレーズに似ていますね。
私たちは、違っているからこそ、毎日を楽しく過ごすことができます。
どんなにじゃがいもが好きでも、カレーの具がじゃがいもだけだったらつまらないですね。
いろいろな人がいて、いろいろな好みがあって、いろいろな考え方があっていいんです。
その違いを、この教室で、この学校で、ぜひ大切にしてください。