法教育特別授業
- 公開日
- 2025/03/04
- 更新日
- 2025/03/04
お知らせ
3月4日(火)、2,3年生が國學院大學の模擬裁判教室で「刑事模擬裁判員裁判ー強盗致傷事件ー」の法教育特別授業を受けました。指導・監修は、本校学校運営協議会委員で弁護士の今井 秀智先生です。今井先生は、1月25日にも鉢山中学校で地域・保護者を対象に「極刑」という裁判劇を開催してくださいました
中学生を対象にした本日は、3年生が検察官チームと弁護人チームに分かれ、他の生徒は裁判員の立場になって、被害者証人尋問、被告人友人証人尋問、被告人尋問に挑戦しました。供述調書や自白調書の資料を読み込んで矛盾点や疑問点をそれぞれのチームで見つけ出し、質問が飛び交い、今井先生から「いい質問だね」と言われる質問もたくさんありました。判決言渡では、A~Fの各裁判員チームが「主文、被告人は無罪。以下、理由を述べる。」と続けると、「おお~」、「確かに」、「気が付かなかった」などと他のチームの言渡内容に納得の拍手が起こりました
3時間に及んだ模擬裁判を終えて、今井先生から「選ばれる人によって判決が変わる」、「同じ判決にはならない」、「正解があるわけではない」、「その中で議論をしながら結論を出す」、「その判決に従う、「国家権力の中に市民が入っていく」、「決まった結果に従っていくそれが民主主義」といったお話を聞いて考えさせられました
「正解はない、有罪か無罪かみんなで話し合って決める、それが裁判員裁判
みんなが主権者として育っていってほしい」