11月10日(金)
- 公開日
- 2023/11/10
- 更新日
- 2023/11/10
今日の給食
11月10日(金)の給食です。
・発芽玄米ご飯
・里芋といかの炊き合わせ(里芋、いか、大根、さつま揚げ)
・小松菜と油揚げの呉汁風
・牛乳
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今日の給食は、江戸時代からの伝統行事である「酉の市(とりのいち)」にちなんだ献立です。「酉の市」は、毎年11月の「酉の日」に立つ、商売繁盛を願うお祭りで、今年は、明日11日と、23日に開催されます。酉の市では、縁起物がたくさん盛られた大きな熊手が売られていて、これが商売繁盛のお守りとなっています。酉の市に出かけると、お寺の境内に熊手を売るお店がずらりと並んでいて、圧巻です。熊手が買われるたび、お店の売り子たちが集まって商売繁盛を祈る掛け声と手拍子が沸き上がり、とても賑やかな様子です。
さて、各クラスに配った浮世絵は、江戸時代のもので、酉の市への参拝者が描かれています。熊手を掲げた人のもう一方の手に持たれているのが、酉の市のもう一つの縁起ものである、八つ頭と呼ばれる里芋の親芋です。今日は、里芋をメインに、いかや大根、さつま揚げと合わせて、山椒を隠し味にした、あまじょっぱい煮物を作りました。
「呉汁(ごじる)」は、すりつぶした大豆をいれた汁もので、体が温まるため、日本各地で冬に食べられてきました。給食では、おすましにおからを入れて、呉汁風にしてみました。急に冷えてきましたが、体調を崩さないよう、しっかり食べてくださいね。
画像:歌川豊国(三代)、歌川広重(二代)画 江戸自慢三十六興「酉の丁銘物くまで」
出典:国立国会図書館「錦絵でたのしむ江戸の名所」 (https://www.ndl.go.jp/landmarks/)