1月23日(火)
1月23日(火)の給食です。
・発芽玄米ご飯 ・おかひじきとツナの和え物 ・芋煮風汁 ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、日本地理の「東北地方」より、山形県の郷土料理を作りました。具沢山の芋煮は、里芋の旬の秋から冬にかけて食べられる鍋料理です。江戸時代ごろ、最上川に船を浮かべて荷物を運んだ船乗りたちが、川辺で作って食べた鍋が芋煮の始まりだと言われています。この歴史があるからか、現在でも、家で食べるのはもちろん、バーベキューのように、川辺で集まって鍋を囲む、「芋煮会」が行われているそうですよ。 和え物のおかひじきは、シャキシャキの食感がおいしい野菜です。見た目がひじきに似ていることから、ひじきという名前がつきますが、海藻ではなく、陸にはえています。もともと海辺に生えていたのが、最上川の舟運(しゅううん)によって内陸部に伝わり、山形の特産品となりました。松尾芭蕉の俳句にも詠まれた、最上川に関連した献立になりました。楽しんで食べてくださいね。 /// 最上川で舟運がさかんだったことは、江戸時代の浮世絵からも見ることができます。東海道五十三次を制作した歌川広重(初代)の錦絵にも、最上川の様子を描いたものがありますよ。 歌川広重(初代)「六十余州名所図会 出羽 最上川月山遠望」 出典:国立国会図書館「NDLイメージバンク」 1月22日(月)
1月22日(月)の給食です。
・十勝豚丼 ・三平汁 ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、日本地理から、北海道の郷土料理を作りました。甘じょっぱいタレでごはんが進む豚丼は、焼いた豚肉にうなぎのたれを絡めて丼にのせた料理から始まったと言われています。北海道ではうなぎが手に入りにくかったことから、うなぎ丼に代わるスタミナ料理として作られたそうですよ。この豚丼が、昭和初期と比較的新しく生まれた料理であるのに対して、汁物の三平汁(さんぺいじる)は、江戸時代後期には食べられていた伝統料理です。保存のため塩漬けにした鮭を調味料代わりに使って、さまざまな野菜や根菜を煮込んで作ります。給食では、塩味を調整するため、塩鮭をあらかじめ薄めの塩水につけて、浸透圧を利用して塩抜きをしてから作っています。やさしい塩味と、鮭のうまみのしみ込んだ野菜がおいしい料理です。バランスよく食べて、今週も元気に過ごしましょう。 1月19日(金)2学年校外学習
1月19日(金)に2学年の校外学習がありました。生徒たちは事前にそれぞれの班で話し合って行程を決め、当日は都内各地を巡りながら東京の歴史や文化について理解を深めることができました。また、大人が付き添わずに自分たちだけで過ごした1日でしたが、時間に間に合わなかったり迷ってしまったりと、想定外のことが起きてもお互いに力合わせて乗り越えることができました。校外学習で培った絆を今後の学校生活でも大事にしていきましょう。
1月19日(金)
1月19日(金)の給食です。
・菜飯 ・おでん ・白菜のおかか和え ・牛乳 -------------------- 明日、1月20日は、二十四節気の「大寒(だいかん)」という時期に当たり、一年で一番の寒さになるころだと言われています。大寒では、気温が低くて雑菌が増えにくいことから、味噌や醤油、お酒など、伝統的な発酵食品を仕込むのによい時期だとされてきました。今日の献立では、寒さに負けないよう、体が温まるおでんを作りました。週末は渋谷ニュー駅伝ですね。駅伝に出る人も、応援に行く人も、風邪をひかないよう、しっかり食べて、寒さに備えましょう。 1月18日(木)
1月18日(木)の給食です。
・ご飯 ・いがメンチ ・いんげん入りごま和え ・せんべい汁 ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、日本地理の「東北地方」より、青森県の郷土料理を作りました。青森は、本州の北の端にあり、三方が海に囲まれている県です。 メインの「いがめんち」は、いかを刻んで野菜と混ぜて揚げるもので、大切な海の恵みを余さず食べる方法として伝わってきた家庭料理です。いかのうまみと、野菜の歯ごたえがおいしい揚げ物です。 また、汁物のせんべい汁は、具沢山のつゆの中におせんべいが入っています。このおせんべいは、お米ではなく、小麦粉からできているんですよ。青森の東側の地域では、山からの冷たい風によってお米が育ちづらいために、小麦で作る保存食が多く食べられていたそうで、このおせんべいも、そのような環境の中からうまれた食文化です。汁をたっぷり吸ったおせんべいの香ばしさと、もちもちの食感がくせになるお料理です。楽しんで食べてくださいね。 1月17日(水)
1月17日(水)の給食です。
・わかめじゃこごはん ・鶏けんちん汁 ・さつま芋とりんごのシナモンバター ・牛乳 -------------------- 寒い日が続き、体調を崩している人が多くなってきています。元気に過ごすためには、毎日しっかりと食べ物からエネルギーや栄養を摂ることが重要です。給食では、勉強や運動でエネルギーをたくさん使う中学生の皆さんの、1日に必要な栄養の3分の1がとれるよう、献立を作っています。特に寒さの厳しい今頃は、エネルギーや栄養素が不足すると、疲れやすく、体調を崩しやすくなってしまいます。ぜひ、給食をしっかり食べてくださいね。 今日の献立は、わかめとじゃこを混ぜ込んだごはんに、具沢山のけんちん汁、冬に嬉しい栄養がたっぷりのりんごとサツマイモのデザートを作りました。残さず食べて、寒さに負けずに過ごしましょう。 1月16日(火)
1月16日(火)の給食です。
・ツナメルト ・冬野菜のピクルス ・きのことポテトのチャウダー ・コーヒー牛乳 -------------------- 今日の給食では、アメリカ発祥のツナメルトというパン料理を作りました。食パンにツナマヨをたっぷりのせ、とろけるチーズをかけて焼き上げたもので、ツナに混ぜこんだサクサクの玉ねぎの歯触りと、チーズのコクがおいしい組み合わせです。今日は、トーストの上にのせて焼くオープンサンドにしましたが、ホットサンドのような作り方もあります。日本でも、喫茶店などで定番メニューとなっているので、見たことがある人もいるかもしれませんね。ツナメルトに合わせて、冬に旬を迎える根菜を使ったピクルスと、体が温まるチャウダースープを作り、カフェのランチ風の献立にしてみました。楽しんで食べてくださいね。 1月15日(月)
1月15日(月)の給食です。
・小豆入りご飯 ・ぎせい豆腐 ・キャベツの梅肉和え ・根菜ごま汁 ・牛乳 -------------------- 1月も半ばになり、そろそろお正月気分も抜けてきたころではないでしょうか?今日、1月15日ごろは、「小正月(こしょうがつ)」と呼ばれます。小正月には昔から、それぞれの地域で農業などにかかわる行事が多く行われてきました。神社などで、正月のお飾りを燃やす「どんど焼き」も小正月の行事のひとつで、お正月にお迎えした神様を煙にのせて帰すものだと言われています。ちなみに、反対の「大正月(だいしょうがつ)」は、年始の6日までを指していて、公の正月のことを言います。 今日の給食では、小正月の行事食である小豆粥をイメージして、小豆入りのご飯を炊きました。小豆を入れたおかゆは、1年の健康を願う食べ物で、平安時代に書かれた「枕草子」や、「土佐日記」でも、小正月の行事食として登場しているそうですよ。小豆を入れたご飯に合わせて、さっぱりとした和食の献立を作りました。しっかり食べて、今週も元気に過ごしましょう。 1月12日(金)
1月12日(金)の給食です。
・麦ご飯 ・おみくじコロッケ ・こまつなのお浸し ・えのきと油揚げの味噌汁 ・牛乳 -------------------- 今日は、A組の皆さんは、書初め会でしたね。書初めは、新年に初めて筆で書や絵を書く行事で、平安時代に宮中の儀式として始まり、江戸時代に庶民に広まったと言われています。江戸時代ごろの子供たちの書初めを調べてみると、寺子屋という、学校のような場所で書初めを行っていたことがわかりました。書初めの日は、先生からお餅をふるまわれたり、福引をしたりと、楽しみがたくさんある日だったようです。 今日の給食では、福引の気分を味わってもらうため、おみくじコロッケを作ってみました。コロッケの中身は3種類で、ウィンナー、うずらの卵、チーズのどれかが入っています。ウィンナーは、英語の「winner」とかけて「勝負運」、ウズラの卵は、「黄身が中心にある」ことから「人気運」、チーズは、「カルシウムがたっぷり」で「健康運」です。どれが当たりましたか? /// 今日は、コロッケがどのクラスもほぼ完食で戻ってきて、給食室一同とても嬉しかったです。みなさん、楽しんで食べられたでしょうか。 1月12日(金)書初め会
本日、A組は公益財団法人日本習字から講師の先生をお迎えし、毎年恒例の書初め会を実施しました。各学年、模範の書き方を見学した後、楷書と行書から自分で選んで、集中して書初めに取り組んでいました。新年の新たな気持ちで、書写を通して日本の伝統文化を楽しんでいました。
1月11日(木)
1月11日(木)の給食です。
・鶏そぼろご飯 ・塩もみ野菜(キャベツ、かぶ、きゅうり) ・味噌仕立てお雑煮(さといも、だいこん、にんじん、こまつな、白玉) ・牛乳 -------------------- みなさんは、お正月にお餅は食べましたか?今日、1月11日は、「鏡開き」の日です。お正月にお供えした鏡餅を下げ、お雑煮やお汁粉にして食べる日として、江戸時代ごろから行われてきました。お正月に飾る鏡餅は、年末年始に家にやってくる神様の居場所だと考えられています。お正月の終わりにそのお餅をいただくことで、一年の健康や幸福を願う行事となりました。ところで、お雑煮には、地域ごとに様々な違いがあります。例えばお餅は、東側では四角のお餅を、西側では丸いお餅で作ることが多いと言われています。ほかにも、つゆが味噌味の地域もあれば、お吸い物の地域もあり、出汁に使う食材もさまざまです。自分がイメージするお雑煮が、どこの地域が由来かを調べてみるのも面白いですよ。 今日の給食では、白みそ入りのお味噌汁に丸い白玉もちを加え、関西のお雑煮風の汁物を作りました。また、野菜の和え物は、柚子の皮を隠し味に入れて、すっきりと仕上げました。しっかり食べて、体を温めましょう。 参考:「イラストでわかる 日本の伝統行事・行事食」合同出版(鉢山中学校図書館所蔵) 「全国のいろいろな雑煮」農林水産省ウェブサイト( https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2001/spe2_03.html ) 1月10日(水)
1月10日(水)の給食です。
・ケジャリー(レンズ豆、鶏肉、たまねぎ、干しぶどう) ・チコロール(鶏ひき肉、白いんげん豆、たまねぎ、にんじん、キャベツ) ・白菜スープ(白菜、たまねぎ、コーン、ベーコン) ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、世界地理の「オセアニア」より、オーストラリアの料理を作りました。オーストラリアは、イギリスの植民地であった歴史から、イギリスの影響を受けた食文化が多く残っています。たとえば、今日の主食のケジャリーは、イギリス風のレンズ豆いりカレーピラフです。イギリスは、さまざまな国への植民地支配によって多様な料理が持ち込まれた国ですが、このカレーピラフもまた、インドの豆入りのピラフのレシピが元となって、イギリス国内で広まったものだと言われています。インドからイギリスへ、イギリスからオーストラリアへと、料理が変化しながら伝わってきている様子がわかります。本来は燻製の魚を使う料理ですが、給食では鶏肉で作りました。 また、おかずのチコロールは、具沢山の春巻きに似た料理で、スポーツを観戦しながら片手で食べられる軽食として人気になったそうです。南半球にあるオーストラリアは、いまちょうど夏まっさかりで、テニスの大会が行われているそうですよ。楽しんで食べてくださいね。 1月9日(火)
1月9日(火)の給食です。
・麻婆豆腐丼 ・即席漬け ・中華コーンスープ ・牛乳 -------------------- みなさま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今日の給食は、トウバンジャン・テンメンジャン・トウチジャンの3つの発酵調味料を使い、うま味をきかせた麻婆豆腐丼を作りました。たべごたえのある丼に、さっぱりした即席漬け、まろやかなコーンスープを合わせた献立です。よく食べて体を温め、元気に過ごしてくださいね。 また、今月の24日〜30日は、全国学校給食週間です。それに関連して、3階の踊り場では、司書の先生にご協力いただき、給食に関連した書籍を展示しています。 現在は、日本全国の給食を写真と文で楽しめる本の、東日本編が出ています。どんなメニューがあるでしょうか?ぜひ、めくってみてくださいね。 |
|