11月13日(月)
11月13日(月)の給食です。
・あしたばパン ・フィッシュアンドチップス ・スコッチブロス(鶏肉、にんじん、セロリ、大麦) ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、世界地理の「ヨーロッパ」より、「イギリス」の料理を作りました。 イギリスは、正しくは「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」といって、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国が、同じ王様のもとで連合する形となっています。今日はその中から、イングランドで食べられてきた「フィッシュアンドチップス」と、スコットランドの伝統的なスープである「スコッチブロス」を作りました。 フィッシュアンドチップスは、ビール入りの衣をつけて揚げた白身魚とフライドポテトの組み合わせで、イギリスでは屋台やパブなどで買える日常的なファストフードです。揚げ物の衣にビールを使うと、アルコールの揮発しやすさと、炭酸の気泡とで、カリッサクッとした仕上がりになります。とはいえ、給食でビールを使うわけにはいきませんので、衣に米粉を加えることで食感を再現してみました。ちなみに、イギリスでは、チップスと言えばフライドポテトのことで、日本でいうポテトチップスは、「クリスプス」というのだそうですよ。お好みでケチャップをつけながら、食べてみてくださいね。 11月10日(金)
11月10日(金)の給食です。
・発芽玄米ご飯 ・里芋といかの炊き合わせ(里芋、いか、大根、さつま揚げ) ・小松菜と油揚げの呉汁風 ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、江戸時代からの伝統行事である「酉の市(とりのいち)」にちなんだ献立です。「酉の市」は、毎年11月の「酉の日」に立つ、商売繁盛を願うお祭りで、今年は、明日11日と、23日に開催されます。酉の市では、縁起物がたくさん盛られた大きな熊手が売られていて、これが商売繁盛のお守りとなっています。酉の市に出かけると、お寺の境内に熊手を売るお店がずらりと並んでいて、圧巻です。熊手が買われるたび、お店の売り子たちが集まって商売繁盛を祈る掛け声と手拍子が沸き上がり、とても賑やかな様子です。 さて、各クラスに配った浮世絵は、江戸時代のもので、酉の市への参拝者が描かれています。熊手を掲げた人のもう一方の手に持たれているのが、酉の市のもう一つの縁起ものである、八つ頭と呼ばれる里芋の親芋です。今日は、里芋をメインに、いかや大根、さつま揚げと合わせて、山椒を隠し味にした、あまじょっぱい煮物を作りました。 「呉汁(ごじる)」は、すりつぶした大豆をいれた汁もので、体が温まるため、日本各地で冬に食べられてきました。給食では、おすましにおからを入れて、呉汁風にしてみました。急に冷えてきましたが、体調を崩さないよう、しっかり食べてくださいね。 画像:歌川豊国(三代)、歌川広重(二代)画 江戸自慢三十六興「酉の丁銘物くまで」 出典:国立国会図書館「錦絵でたのしむ江戸の名所」 (https://www.ndl.go.jp/landmarks/) 11月9日(木)
11月9日(木)の給食です。
・さつま芋ご飯 ・豚肉のアップルソース ・カリカリ油揚げサラダ ・なめこと豆腐の味噌汁 ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、前期の保健給食委員会で、委員の皆さんと相談して決めました。秋の味覚のさつまいもごはんと、りんごのソースで食べる豚肉のソテーがメインの献立です。加熱するとコクと深いあまみのでるリンゴとにんにくを合わせたソースは、焼いた豚肉にぴったりのおいしさです。 実は、リンゴなど、いくつかの種類の果物は、お肉と組み合わせると、風味がよいだけではなく、リンゴに含まれる酵素がお肉のたんぱく質の結びつきを切ってくれるため、お肉が柔らかな食感に仕上がります。お菓子作りが好きな人は、果物入りのゼリーがうまく固まらない経験をしたことがあるかもしれません。これも、果物の酵素がゼラチンのたんぱく質を切ってしまうために起こることで、お肉が柔らかくなるのと同じ仕組みなんですよ。 給食委員さんの献立、楽しんで食べてくださいね。 I組空手道演武会開催
11月1日(水)4時間目に渋谷区の先生方や教育委員会の方々が集まる渋中研があり、I組は空手道の授業を見てもらいました。基本形の20挙動(20の動き)をいかに正確に力強く行えるかなど、自分たちの動画を見て課題を見付け考える授業でした。
それを受け後日、演武会(発表会)を行い、お互いのチームを評価し合いました。授業への取り組み姿勢や基本形の演武会についてもたくさんの先生方から称賛をいただくことができました。緊張感の中、大変だったと思いますが、やり切った後の笑顔がとても印象的でした。 11月8日(水)
11月8日(水)の給食です。
・和だしチキンカレー(鶏肉、たまねぎ、にんじん、れんこん、しめじ) ・じゃが芋のきんぴら(じゃがいも、ピーマン、糸こんにゃく) ・牛乳 -------------------- 今月は、和食月間に合わせて、出汁をきかせ、きのこや根菜などの秋の味覚をたっぷり入れたカレーを作りました。雑穀入りのごはんと合わせて、しっかり食べてくださいね。 「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録された際、その美点のひとつとして、健康的な食事である、ということが挙げられています。「出汁」のうまみのおかげで、塩や油が少なくて済む、というのが理由なのだそうです。この、「うまみ」を感じさせる物質にはいくつか種類があり、2種類以上を組み合わせることで、より強いうま味が感じられると言われています。さて、今日のカレーは、どんな素材からうま味を出しているか、わかりますか?どんな味がするか、探しながら食べてみてくださいね。また、3階の踊り場に、出汁の本を掲示しています。おなじみの素材以外からも出汁が取れることがわかり、面白いですよ。ぜひ、読んでみてくださいね。 /// 皆さん、今日のカレーはいかがでしたか?うまみの答えは、昆布(グルタミン酸)、かつお節(イノシン酸)、しめじ(グルタミン酸)です。そのほかに、野菜の皮やヘタなどにもうまみ(グルタミン酸)が含まれているので、よく洗って、出汁をとる時に一緒に煮ています。 11月7日(火)
11月7日(火)の給食です。
・ご飯 ・ひじき入りハンバーグ ・白菜のおかか和え ・わかめと玉ねぎの味噌汁 ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、和風のハンバーグがメインの献立です。ひき肉と、つなぎの豆腐を混ぜたふんわり生地に、ミネラルたっぷりのひじきを混ぜ込みました。 皆さんは、自分でハンバーグを作ったことはありますか?ハンバーグには、どんな材料を入れるのが好きですか?実は、ハンバーグは、お肉だけで作ると、肉汁を閉じ込めるのが難しく、硬めの仕上がりになってしまいます。卵や豆腐、パン粉など、「つなぎ」と呼ばれる材料は、お肉の組織をつないだり、うま味を吸って逃がさないようにしてくれたりと、いろいろな役割を持っています。どんなつなぎを使うかによって、ハンバーグの食感はさまざまに変化します。好きな食感のハンバーグに出会ったら、どんなつなぎが使われているか、確かめてみると面白いですよ。 11月6日(月)
11月6日(月)の給食です。
・ご飯 ・シュクメルリ ・こまつなサラダ ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、世界地理より「ジョージア」の料理を作りました。地図でジョージアを見てみると、東ヨーロッパと西アジアの境目にあることがわかります。東西の国々の交易の要所であった歴史の影響からか、ヨーロッパ、アジア、アラビアなど、さまざまな文化が混ざり合った料理がみられます。 そんな中でも、今日のメインのシュクメルリは、ジョージアの伝統的な料理だと言われています。鶏肉をニンニク入りのソースで食べる料理で、地方によって、透き通ったスープ状のものもあれば、牛乳やクリームを加えるもの、ナッツやスパイスを加えたものなど、さまざまなレシピがあるそうです。 給食では、ホワイトソースとサツマイモ、にんじんを加え、まったりとしたシチュー風に仕立てました。ごはんと合わせて、たくさん食べてくださいね。 11月2日(木)
11月2日(木)の給食です。
・しょうがめし ・とふの粉の炒り煮(粉豆腐、しめじ、にんじん、こまつな、鶏ひき肉、だいこん) ・山菜汁(うわばみそう、わらび、ぜんまい、細竹、えのき、豚肉、干し椎茸、ごぼう、ねぎ) ・みかん ・牛乳 -------------------- 今日は、日本地理より、「和歌山」の郷土料理を作りました。和歌山には、空海というお坊さんによって平安時代に開かれた、「高野山 金剛峯寺(こうやさん こんごうぶじ)」というお寺があります。鉢山の隣のお寺を思い浮かべてみると、お寺の敷地がどこからどこまでか、はっきりとわかりますよね。ですが、和歌山にあるこのお寺は、なんと山脈の間にある広い盆地全体を敷地としていて、町ごとひっくるめて「高野山」と呼ばれています。 この高野山で、寒い日にうっかり豆腐を外に置きっぱなしにしてしまい、その豆腐が凍ってできたのが、「高野豆腐」の始まりだと言われています。この高野豆腐を切ると出る粉も、粉豆腐として余さず使われています。今日は、粉豆腐に出汁をたっぷり含ませた炒り煮を作りました。おからと高野豆腐の間のような、ふんわりした不思議な食感です。 また、和歌山の特産品であるしょうがや、みかんを楽しむ献立にしました。デザートまでしっかり食べてくださいね。 11月1日(水)
11月1日(水)の給食です。
・ご飯 ・鶏肉の幽庵焼き ・糸寒天のごま和え(糸寒天、だいこん、にんじん、水菜、かにかま) ・さつまいもとベーコンの味噌汁(さつまいも、しめじ、玉ねぎ、ベーコン) ・牛乳 -------------------- 今月の24日は、「和食の日」です。ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されたことを受けて、実りの季節であり、旬のものがたくさんある11月に定められました。それにちなみ、今月の給食では、和食を多く取り上げます。一か月、楽しんで食べてもらえたら嬉しいです。 和食の歴史を調べてみると、茶道の発展とともにさまざまな調理法が編み出されていることがわかります。抹茶を点ててふるまうお茶会では、お茶の前に「懐石料理」と呼ばれる一汁三菜が用意されることがあります。この軽い食事では、季節の食材を生かした料理や、風景を連想させるような料理などが喜ばれたようです。今日のメインの、柚子風味の鶏の照り焼きは、「幽庵焼き」と呼ばれています。この名前は、江戸時代に生きた、北村幽庵(きたむらゆうあん)という茶人の名前からとられたと言われています。この茶人は、美食家として名が知られており、今では「照り焼き」と呼ばれるような、調味料に肉や魚を漬けこんで焼く料理などを発明したと伝えられています。 さっぱりとした肉に合わせ、ゴマのコクを足した和え物と、ほくほくのさつまいもを入れた味噌汁を作りました。寒くなってきましたが、しっかり食べて、元気に過ごしてくださいね。 /// 今月は、司書の先生に和食に関係する本を選んでいただきました。3階踊り場に展示していますので、ぜひ、読んでみてくださいね。 10月31日(火)
10月31日(火)の給食です。
・ぶどうパン ・かぼちゃグラタン ・ミネストローネ ・牛乳 -------------------- みなさん、さみどり祭、お疲れさまでした!今日10月31日は、ハロウィーンです。 ハロウィーンに合わせて、クリームソースにも具にもたっぷりのかぼちゃを入れた、オレンジ色のマカロニグラタンを作りました。ところで、ハロウィーンとはどのようなお祭りなのでしょうか?そして、なぜかぼちゃを使うのでしょうか? 日本で定着している、仮装をしたり、お菓子のやりとりをしたりするようなハロウィーンは、アメリカでの風習を真似したものですが、もともとはケルト民族の習慣と言われています。日本でのお盆のように、死者が戻ってくる日に合わせて、火を焚いたり、仮装をしたりしたのが始まりなのだそうです。そして、その火を灯すのに、もともとは、カボチャではなくカブをランタンにしていたのだとか。 詳しくは、図書室前の「高橋文庫」にある、「ハロウィーンってなぁに?」という絵本にまとめられています。読んでみてくださいね。 /// 今日は、生徒さんから「かぼちゃグラタンおいしかった!」と声をかけてもらい、とても嬉しかったです!ぜひまた感想を教えてくださいね。 10月28日(土)さみどり祭
10月28日(土)にさみどり祭を実施しました。開会式後、I組による合奏「名探偵コナン」、2年生による海外派遣・職場体験学習の発表、吹奏楽部による演奏、各学年の合唱、全校合唱が行われました。どの発表も、練習してきた成果を十分に発揮することができたと思います。また、さみどり祭実行委員のきめ細やかな準備のおかげで、スムーズに進行することができました。みなさんの準備のおかげでとても素晴らしいさみどり祭となりました。お疲れさまでした。
10月27日(金)
10月27日(金)の給食です。
・バターチキンカレー ・アチャール ・ジョアストロベリー -------------------- 今日の給食は、世界地理の「アジア」から、インドのバターチキンカレーを作りました。このカレーは、インドの首都デリーを含む、北のほうの地方でよく作られるカレーです。この地方にはかつて宮廷があったことから、宮廷料理の影響を受けた濃厚な味わいの料理が多く作られています。ネパールやヒマラヤ山脈に近い寒冷な気候もあって、濃厚な料理が喜ばれたのだともいわれています。今日のバターチキンカレーも、バターやクリームを使って、まったりとした味わいに仕上げました。 付け合わせには、インドのピクルスである、アチャールを作りました。この名前、なんとなく覚えがありませんか?実は、今月、福岡の郷土料理として出した「あちゃら漬け」と、このアチャールは、同じポルトガル料理が元だと言われているんですよ。 さて、いよいよ明日はさみどり祭ですね。今日の献立には、体を温める効果のあるスパイスと、のどの疲れを癒すはちみつを使いました。しっかり食べて、元気に発表にのぞんでくださいね。 10月26日(木)
10月26日(木)の給食です。
・ご飯 ・揚げ里芋のそぼろあん ・かぶと油揚げの味噌汁 ・種なし柿 ・牛乳 -------------------- 今日、10月26日は、「柿の日」です。「柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺」という句を知っていますか?正岡子規という俳人が読んだ俳句で、「奈良の法隆寺の茶店で好物の柿を食べていると、ちょうど鐘が聞こえてきた」という句です。この句が詠まれたのが10月26日であったことから、柿の日と呼ばれるようになりました。 奈良にある法隆寺は、聖徳太子によって建てられたと言われており、世界遺産にも登録されている世界最古の木造建築です。正岡子規のこの句では、柿との対比で、なんだかゆったりした時間が流れているような印象を受けます。今日の給食は、句の雰囲気に合わせて、ほのぼのと秋の味覚を楽しむ献立にしました。 メインには旬を迎える里芋と、味噌汁に大きな蕪を使いました。蕪の葉っぱは、油と一緒に調理するとおいしく、豊富な栄養も活かしやすくなるため、今日は油揚げと一緒にお味噌汁にしました。ゆっくり味わって食べてみてくださいね。 10月25日(水)
10月25日(水)の給食です。
・ご飯 ・家常豆腐(厚揚げ、豚肉、干し椎茸、にんじん、キャベツ、ピーマン、玉ねぎ) ・酸辣湯(たけのこ、にんじん、こまつな、豚肉、たまご) ・牛乳 -------------------- 今日のメインは、給食のメニューとしてもおなじみの家常豆腐(ジャーチャンドーフ)です。「家庭で、日常的に作る、豆腐料理」という意味の中国料理で、家庭にいつもある野菜や調味料を使って作ることからついた名前だと言われています。 給食では油揚げを使っていますが、中国では、豆腐を揚げ焼きにして作るレシピが主流のようです。調べてみると、日本のなめらかで柔らかい豆腐とは違い、中国の豆腐は固くみっしりとしているのだそうで、豆腐を揚げたり炒めたりするレシピが多いのにも納得です。 ピリ辛でコクのある家常豆腐に合わせて、さっぱりと酸味の利いた酸辣湯を作りました。 さみどり祭まであと一息ですね。元気に練習できるよう、しっかり食べて体を温めてくださいね。 10月24日(火)
10月24日(火)の給食です。
・高菜めし ・ざぜ豆 ・太平燕(豚肉、キャベツ、にんじん、こまつな、きくらげ、はるさめ) ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、日本地理の「九州」より、熊本の郷土料理を作りました。 高菜は、小松菜と同じアブラナ科の野菜で、お漬物にすると独特のうま味があります。特に熊本は、火山灰の多い土壌が高菜の栽培に適しているそうで、名産地となっています。熊本の家庭料理では、チャーハンではなく、今日のように混ぜご飯にした高菜めしが、よく食べられているのだそうです。 小鉢のざぜ豆は、お坊さんが座禅を組む際につまむために作られたと言われています。コリコリの不思議な食感の、甘じょっぱい大豆です。お寺の料理ですが、人々に伝わり、副菜やおやつとして熊本で広く食べられるようになったようです。 そして、汁物のタイピーエンは、もとは中国の福建省の料理だったと伝わっている、具沢山のはるさめスープです。長崎のちゃんぽんと同様に、中国からわたってきた人々の作る料理が、日本人向けに変化していったものだと考えられています。熊本の土地や文化など、様々な面を味わえる献立にしてみました。 10月23日(月)
10月23日(月)の給食です。
・ベトナム風おこわ ・なます ・鶏肉のフォー ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、世界地理の「アジア」より、ベトナムの料理を作りました。 ベトナムは、ほかの多くのアジアの国々と同様に、お米を食べる文化があります。お米は、炊いておかずと一緒に食べるのはもちろん、米粉に加工して、フォーなどの麺の形にしたり、薄く伸ばして生春巻きの皮などに使ったりと、幅広い食べ方がされています。今日はその中から、ベトナムで日常的に食べられているおこわとフォー入りのスープを作りました。ベトナムは、朝食から外食する習慣があり、おこわやフォーを手軽に食べられるお店が朝から営業しているのを見ることができます。 また、ベトナムには、フランスの植民地であった歴史があるため、フランスの影響を受けた食文化も見られます。フランスパンを使ったバインミーというサンドイッチは、スパイスの利いたお肉や魚と、たっぷりの野菜などで作るもので、町中でいつでも出来立てを買うことができます。そのバインミーに欠かせないのが、ベトナム風のなますです。日本のなますと似た、大根やにんじんなどを使ったピリ辛の酸っぱい即席漬けで、コクのある食材の合間に口をさっぱりさせてくれます。今日は少し大きめの、ピクルスサイズで作ってもらいました。楽しく食べてくださいね。 10月20日(金)
10月20日(金)の給食です。
・シナモントースト ・スウェーデン風ミートボール ・マッシュポテト ・キャベツスープ ・牛乳 -------------------- 今日の給食は、スウェーデン風の献立です。 スウェーデンは、北欧と呼ばれる、ヨーロッパの北側の地域にある国のひとつです。緯度が高いため、夏には白夜と呼ばれる明るい夜が起こります。一方、冬は長く厳しいため、食文化としては、寒い場所でも育つ小麦を使用したパンや、長く保管しておけるじゃが芋が重宝され、酢漬けやジャムなどの保存食が発展してきました。 シナモントーストは、北欧の国々でよく食べられている、「シナモンロール」という甘いパンをイメージして、砂糖とシナモンをたっぷり練りこんだバターを塗って焼き上げました。 メインのミートボールは、スウェーデンの家庭料理として有名なメニューです。スウェーデン家具のお店に併設されているカフェテリアでも定番商品として出されているので、見たことがある人もいるのではないでしょうか?うまみの凝縮したミートボールとマッシュポテトに、クリームソースをかけ、酸っぱいベリーのジャムを添えるのが基本的なスタイルのようです。今日はジャムは使わず、クリームソースだけで作りました。楽しんで食べてもらえたら嬉しいです。 10月19日(木)
10月19日(木)の給食です。
・秋のかおりご飯(栗、鶏肉、にんじん、しいたけ、油揚げ) ・べったら漬け風あえもの(だいこん、キャベツ、きゅうり) ・焼きネギの味噌汁 ・牛乳 -------------------- 明日、10月20日は、「えびす講」です。「えびす講」は、七福神のなかの「えびすさま」を特にまつる日で、全国のそれぞれのえびす神社で、一年に一度の大きなお祭りが開かれます。恵比寿駅近くのえびす神社でも、今日と明日、お祭りがありますよ。 この「えびす講」にかかわりの深いのが、「べったら漬け」という、大根を米麹で漬けた、ほんのり甘いお漬物です。江戸時代ごろ、今の日本橋にあるえびす神社の周辺でお祭りのお供え物を売ったところ、特にべったら漬けがよく売れたことから、えびす講の前日と当日に、「べったら市」という名前で市がたつようになったと言われています。 お祭りにでかけるとたくさんの屋台がありますが、えびす講のお祭りではべったら漬けを売っているお店があります。もし遊びに行くときは、探してみてくださいね。今日の給食では、べったら漬け風の和え物と、えびす様のご利益のひとつ、「五穀豊穣」にちなみ、栗入りの炊き込みご飯を作りました。 また、寒くなってくると味がよくなる長ネギに焼き目をつけて、香ばしいお味噌汁を作りました。秋の深まりを楽しみながら食べてみてくださいね。 10月18日(水)
10月18日(水)の給食です。
・ポパイライス ・ハチのふるさとハンバーグ ・キャロットスープ ・牛乳 -------------------- 今日は、10月のワンダフル給食です。服部学園の西洋料理の先生からのメッセージです。 /// みんなが給食で食べているお米(あきたこまち)は、ハチのふるさと秋田県の大館市というところで作られています。今日の渋谷ワンダフル給食のハンバーグは、このお米が入ったハンバーグです。 ごはんのねばりを利用した新食感のハンバーグを、おいしいソースといっしょにポパイライスでたくさんたべましょう。 キャロットスープは、ゆっくりじっくりいためたにんじんがたっぷり入ったスープです。 緑黄色野菜をしっかりとって免疫力をアップして寒い冬に向け体づくりをしていきましょう。かんたんでおいしいから家でもつくって食べてみてね。 /// キャロットスープのつくり方を知りたい人は、栄養士に声をかけてくださいね。 ワンダフルメニューは、毎月皆さんが楽しみにしてくれているのか、とてもよく食べてくれています。来月は、秋田の郷土料理、きりたんぽです。寒くなってくる季節なので、楽しみですね! 10月17日(火)
10月17日(火)の給食です。
・ご飯 ・鶏肉とこんにゃくのうま煮(鶏肉、こんにゃく、にんじん、れんこん、ごぼう、干し椎茸) ・小松菜と豆腐の味噌汁 ・牛乳 -------------------- 今日は、さっぱりと和食の献立です。鶏肉とこんにゃくを、さまざまな根菜と合わせて煮しめました。 ところで、この料理名にある「うま」とは、どんな味のことを指していると思いますか? 「うまい」という言葉について、さまざまな辞典をひいてみたところ、古語辞典に「うまし」という項目を見つけました。「味が良い、おいしい」という意味の形容詞だそうです。さらに、「うまし」は漢字では一般的に「甘し」と書かれてきたということがわかりました。 たとえば、奈良時代に編纂された「万葉集」には、おいしさの表現として「甘い(うまい)」という言葉が使われている句を見つけることができます。 この読み方の理由として、熟した果物についての表現が転じておいしさの表現になったという説があります。人にとっての甘みの大切さが想像させられますね。 今日のうま煮も、「甘い」に「煮る」と書いて「うまに」と読む書き方が今でも残っています。 ちなみに、和食のだしなどの味を表現するのに使われる「うまみ」は、20世紀に入り、味の成分の研究が進んだ結果、あてはめられた表現のようです。「うまい」が指す味のイメージが、時代によって変わっていることが実感できます。 少し濃いめの味の煮物で、しっかりご飯を食べてくださいね。 ※学校蔵書にある、旺文社「全訳古語辞典 第四版」および、小学館「古語大辞典」を参照しました。 |
|