5月31日(水)

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5月31日(水)の給食です。

・ジャンバラヤ
・キャベツスープ(キャベツ、たまねぎ、にんじん、豚肉)
・オレンジゼリー
・牛乳

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今日のメインのジャンバラヤは、どこの国の料理か知っていますか?ジャンバラヤはアメリカの料理ですが、じつはスペイン料理がルーツになっています。スペイン人がアメリカのルイジアナ州に移住した際にパエリアを持ち込み、それをあたらしい土地の食材や風土に合わせて変化させた、といわれています。

使う食材の違いや味付け以外に、作り方にも変化があったようです。例えば、パエリアは平たい鍋で水分を飛ばすように炊きますが、ジャンバラヤは大きな鍋で水気たっぷりに炊き上げるレシピが多くみられます。違うところや、逆に似ているところを想像しながら食べてみてください。

5月30日(火)

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5月30日(火)の給食です。

・ポークオーバーライス
・コールスローサラダ(キャベツ、きゅうり、にんじん、コーン)
・きのこスープ(鶏肉、しめじ、エリンギ)
・牛乳

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今日のポークオーバーライスは、学校の近くにあるカレー屋さんのメニューを参考にして作りました。豚肉に、ねぎやしょうがなど香りのよい野菜をもみこんで漬け、バターしょうゆ味で炒めてガーリックライスにのせた、ごはんの進む丼です。

ところで、にんにくやしょうがなどを「香辛料」と呼ぶことがありますが、スパイスとハーブの違いを知っていますか?全日本スパイス協会では、スパイスを「香辛料のうち、利用部位として茎と葉と花を除くもの」、ハーブを「香辛料のうち、茎と葉と花を利用するもの 」と定義づけしています。この定義に従って分類すると、にんにくやしょうがはスパイスにあたります。同じ植物でも、部位によって別々のスパイスやハーブとして使われているものもあるので、調べてみると面白いですよ。ぜひ、香りを楽しみながら食べてみてくださいね。

5月29日(月)

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5月29日(月)の給食です。

・カレーうどん
・即席漬け(キャベツ、きゅうり、にんじん、しょうが、ゆず)
・よもぎ餅
・牛乳

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今日の献立は、長ネギをたっぷり入れたカレー南蛮です。たまに料理の名前で見ることのある南蛮は、どういう意味なのでしょう。「南蛮」はもともと、安土桃山時代に日本に渡来したポルトガル人やポルトガルを指す言葉だったのが転じて、ポルトガル人が好んだ食べ物や持ち込んだ料理、文化などにも南蛮とつけて呼びならわすようになったそうです。

さて、カレー南蛮の南蛮はというと、長ネギのことを指しているというのが有力な説のようです。ネギは出汁をよく吸ってくれるので、うどんと組み合わせたときに味がぼやけずおいしくいただけます。コクのあるカレー南蛮に合わせ、即席漬けにはゆずの香りをきかせて、すっきり爽やかに仕上げました。しっかり食べて、今週も頑張りましょう!

5月26日(金)

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5月26日(金)の給食です。

・キムチチャーハン
・ナムル(ほうれんそう、えのき)
・わかめスープ(わかめ、はるさめ、鶏肉、ねぎ)
・牛乳

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今日のチャーハンに入っているキムチは、韓国の伝統的なお漬物です。韓国では、冬の前に親戚や隣近所の家族が集まって、みなでひと冬ぶんの大量のキムチを仕込む「キムジャン」という行事があります。この行事は、食を通じた人の関わり合いだということで、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
韓国は冬の寒さが厳しく、野菜が少なくなるため、この時に漬けたキムチを次の春まで食べ続けられるよう、保存機能を高める塩や唐辛子がしっかり使われています。ちなみに、韓国の人でも辛いものが苦手な人はいて、そういう人はキムチを水で塩抜きして食べるそうですよ。

5月25日(木)

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5月25日(木)の給食です。

・ご飯
・魚の七味揚げ
・お浸し(キャベツ、油揚げ)
・豆乳汁(鶏肉、かぼちゃ、しめじ、だいこん)
・牛乳

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今日のお魚は、「銀ひらす」という名前の魚です。「シルバー」という名前でも流通しています。海の魚で、生息場所は水深500メートルの深海です。海の深いところでは水の動きがおだやかで、運動量が少なくて済むので、やわらかくしっとりした身になります。そのため、深海にすむ魚には、高級魚とされる魚も多いようですよ。どんな食感か確かめながら食べてみてくださいね。

5月24日(水)

5月24日(水)の給食です。

・ほうれん草のバターライスと鶏のトマトクリーム煮
・コーンサラダ
・牛乳

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今日は渋谷ワンダフル給食です。服部学園の先生方が考えてくれた献立が、これから毎月登場します。目新しい食材や組み合わせを楽しみながら食べてくださいね。

今回の献立について、西洋料理の先生からのメッセージです。

フランスの家庭料理の定番「とりのトマトクリーム煮」!
ゴージャスなイメージがあるフランス料理ですが、フランスの家庭で親しまれている料理のほとんどは、シンプルで手軽につくれるものばかり。
特に、お肉やお魚を使った煮込み料理は、フランス家庭料理の定番です。じっくりコトコト煮込む日本とくらべて、かるく煮込むのがフランス流・・・先に肉や魚を焼いてから煮ることで、調理時間をみじかくふんわりジューシーにしあげることができます。たまねぎをじっくりいためて、あま〜くなったらトマトと生クリームで煮込みます。
ひとくちたべると、やさしくあとひく、おいしい「とりのトマトクリーム煮(に)」はおかわりまちがいなしです!やさしい味のほうれん草のバターライスとめしあがれ!

5月23日(火)

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5月23日(火)の給食です。

・ご飯
・ふりかけ(削り節、わかめ、あおさのり、ごま)
・肉じゃが
・味噌汁(なす、ねぎ)
・牛乳

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みなさんにとって、肉じゃがのお肉は何のお肉でしょうか?豚肉という人と、牛肉という人がいると思います。この違いには、もちろん好みもありますが、日本で牛肉の広まった歴史と関係があり、西日本では牛肉を、東京を含む東日本では豚肉を使う家庭が多いようです。
どちらの動物もそれぞれに日本人とのかかわりの深い動物ですが、牛は、平安時代に都で貴族の牛車の引手として使われていた歴史があり、関西で特になじみ深かったようです。このような経緯からか、関西では「肉」といえば牛肉を指しているそうですよ。コンビニの軽食でおなじみの「肉まん」も、中身が豚肉のため、関西では「豚まん」という名前で売られています。
どうしてそのお肉を使っているのか、作ってくれた人に聞いてみると面白いかもしれません。

5月22日(月)

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5月22日(月)の給食です。

・セサミパン
・ミネストローネ
・かぼちゃサラダ
・牛乳

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ミネストローネは、イタリア語で「具沢山スープ」という意味の料理です。スープ一般は「ミネストラ」、具の少ないスープは「ミネストリーナ」といいます。イタリア語の特徴として、このように語尾につける言葉で物の大きさのバリエーションを表現できることがあります。ミネストローネは同じスープの中での展開ですが、まったく別のものに転じることもあります。例えば、裏声での歌い方を「ファルセット」といいますが、これは「間違い」という意味の「ファルソ」を小さく表現したものです。身近なイタリア語も調べてみると面白いですよ。
さて、日本の味噌汁がバリエーション豊かなのと同じように、ミネストローネにもさまざまな材料や味付けのものがあります。今日の給食のようなしっかりトマト味のものもあれば、豆やバジルが入ったさわやかなレシピもあるそうです。野菜の栄養をまるごと摂れる具沢山スープで、一週間を元気に過ごしましょう。

5月19日(金)

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5月19日(金)の給食です。

・ご飯
・コロッケ
・ボイルキャベツ
・味噌汁(ブロッコリー、にんじん、油揚げ)
・牛乳

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今日は給食室にお邪魔して、コロッケができるまでを写真に撮らせてもらいました。
1.ふかしたじゃがいもをつぶします。給食の食材は大量なので、調理用の大釜をボウル代わりにしています。
2.炒めて味付けしたひき肉を加えてさらに混ぜます。
3.丸い形に成形します。少し平たくして、火を通りやすくしています。
4.小麦粉を水で溶いた液にくぐらせ、パン粉を付けます。
5.大きな鍋に油を熱し、ひとクラス分ずつ揚げていきます。
6.だんだんおいしそうな色になってきました。
7.大量調理では、安全のため、揚げたものの温度を測って記録しています。
8.こんがり揚がりました。
9.重なったままだとしけてしまうので、熱いうちに手早く食缶に詰めていきます。

今日のコロッケは少しだけカレー粉を混ぜて、カレー風味にしています。ソースをたくさんかけなくてもおいしく食べられると考えたのですが、どうでしたか?
週末しっかり休んで、来週も元気に登校してくださいね。
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5月18日(木)

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5月18日(木)の給食です。

・ご飯
・めかじきの柚子胡椒照り焼き
・ポン酢和え(こまつな、しめじ)
・すまし汁 (ねぎ、豆腐、わかめ)
・牛乳

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今日のお魚は、柚子胡椒という調味料をアクセントにした照り焼きにしています。柚子胡椒は九州で使われている調味料で、胡椒といっても、スープなどに入れる白や黒の胡椒ではなく、九州の方言で唐辛子のことをいいます。原料は、青唐辛子、青柚子の皮と果汁、塩と、とてもシンプルです。青柚子と青唐辛子はどちらも、黄色や赤になる前の未熟な状態の果実です。青柚子と青唐辛子の旬がちょうど7月〜9月に重なるため、そのころに1年分作られるのだそうです。
さわやかな辛みが特徴で、鍋や麺類、刺身などの薬味として使われています。今日のように、脂ののった魚に調味料として使うと、甘みやうまみを引き立て、おいしくしてくれます。

5月17日(水)

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5月17日(水)の給食です。

・回鍋肉丼
・おくらスープ(おくら、豆腐、鶏肉)
・牛乳

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中国料理を作るときには、いろいろな種類の発酵調味料を使用しています。例えば、今日の回鍋肉に使ったのは3種類。黒くて甘みのある甜面醤(テンメンジャン)は、小麦を発酵させた味噌で作ります。赤色と辛みをつけている豆板醤(トウバンジャン)は、そら豆を発酵させています。麻婆豆腐の赤色は、豆板醬の色からきています。

そして最後に、豆鼓(トウチ)という調味料を使いました。豆鼓も発酵調味料ですが、その原料はなんと黒豆なのだそう。炒め物などの料理に加えると、ぐっとうまみやコクが加わります。塩味の中にもいろいろな種類があるので、確かめながら食べてみると面白いですよ。

5月16日(火)

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5月16日(火)の給食です。

・スパゲティミートソース
・デリサラダ(ブロッコリー、ゆでたまご、じゃがいも、きゅうり、にんじん、ベーコン)
・牛乳

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今日のミートソースは、イタリアのボロネーゼというパスタを目指してレシピを作りました。ボロネーゼは、じっくり炒めた野菜やトマトのうま味をひき肉に吸わせた、食べ応えのあるパスタです。給食では細いスパゲッティを使用しましたが、ボローニャでは幅の広い「タリアテッレ」というパスタもよく使うそうですよ。ちなみに、さらに幅の広いパスタで、ボロネーゼソースを挟んで、オーブンで焼くと...ラザニアになります。

ボロネーゼやラザニアが生まれたボローニャ州は、いまでも中世の建物が多く残っていて、屋根の赤い色がずっと続くことから「赤い都市」とも呼ばれています。ぜひ、イタリアの街を想像しながら食べてみてください。

5月15日(月)

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5月15日(月)の給食です。 

・ピースご飯 
・厚揚げのそぼろあんかけ 
・味噌汁(アスパラガス、わかめ、豆腐、すりごま) 
・牛乳   

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グリーンピースには、前の姿と、さらに後の姿があるのを知っていますか?さやごと食べられるさやえんどうは、成長するとグリーンピースとよばれ、さらに熟すと乾燥させて使うえんどう豆になります。また、グリーンピースの段階で、さやごと食べられるものはスナップえんどうという名前で売られています。 

日本では、それぞれの食べ方でおいしいように、スナップえんどうはさやごとおいしく、グリーンピースは豆にしっかり身がつまるよう品種改良されたものが出回っています。品種改良といえば、メンデルが遺伝の法則を解明するのにも、えんどう豆が使われました。豆の色や、しわの寄り方など、目で見て遺伝の違いが分かりやすいことなどから選ばれたそうですよ。理科で遺伝の話題が出てきたら、グリーンピースのことを思い出してくださいね。 

野菜らしい青さと、豆らしい甘さが両方味わえるグリーンピース、今が旬の味を食べてみてください。 

5月12日(金)

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5月12日(金)の給食です。

・ご飯
・黒酢鶏
・中華コーンスープ
・牛乳

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今日のメインの黒酢鶏は、下味をつけた鶏肉を一度揚げてから、黒酢とはちみつで作った甘酸っぱいタレで絡めて作っています。黒酢は、酢の物などに使う薄黄色のお酢を何年も熟成させて作られていて、よりまろやかさや甘みがしっかり感じられるうえ、栄養素も豊富です。

日頃いろいろな料理に使っているお酢ですが、実は酸っぱい味をつける以外にもいろいろな役割があります。お酢を料理に使うと、野菜の食感を良くしたり、肉を柔らかくしたりすることができます。このような調理上の利点はもちろん、体にも嬉しいことがたくさんあります。カルシウムやコラーゲンなど、食材から出てきにくい栄養素を吸収しやすくすることができますし、運動などでたまった疲労の回復にも効果があります。
しっかり食べて、一週間の疲れを癒し、元気に週末を過ごしましょう。

5月11日(木)

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5月11日(木)の給食です。

・ひじきご飯
・ちくわとピーマンのきんぴら
・根菜ごま汁(れんこん、にんじん、さといも、ごぼう、ねぎ、豚肉)
・牛乳

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今日のごはんに混ぜ込まれている、ひじき。奈良時代の書物にすでに記載があったというほど、日本人とのつきあいの長い海藻です。黒くて地味な見た目ですが、実は栄養豊富で、その中でもカルシウムを多く含んでいます。同じ量のひじきと牛乳を比べると、なんとひじきのほうが数倍もカルシウムを持っているのだとか。

カルシウムは、骨や歯を強くする栄養素というほかに、筋肉を動かすという大事な役割も持っています。カルシウム不足になると、筋肉の収縮がうまく行えず、足をつりやすくなるともいわれています。
運動会練習の増える5月、しっかりカルシウムを摂って、元気に体を動かしましょう!

5月10日(水)

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5月10日(水)の給食です。

・黒砂糖パン
・ジャーマンオムレツ
・野菜ソテー(ベーコン、にんじん、玉ねぎ、ほうれんそう)
・マカロニスープ
・牛乳

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具沢山のジャーマンオムレツ。直訳すると「ドイツのオムレツ」ですが、ドイツでは「農夫の朝食」という名前の家庭料理です。農夫は早朝から忙しいから、朝食は昨日までの残り物をぜんぶ炒めて卵でとじてしまおう、という料理らしいのですが、ここでもじゃがいもとお肉がメインになるところにドイツらしさを感じます。

パンやパスタの原料となる小麦や、日本でよく食べるコメは、土地に栄養が必要なことと、1年に何度も収穫できないという特徴があることなどから、寒さの厳しいドイツの多くの土地では、やせた土地でも育ちやすいじゃがいもが主食として好まれた歴史があるようです。どれくらい好まれているかというと、なんと70種類もの国産品種が流通していて、それぞれに合った調理法が知られているほどだとか。日本で流通しているのは20種類程度なので、その多さに驚きます。

5月9日(火)

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5月9日(火)の給食です。

・ご飯
・鶏肉の塩こうじ焼き
・ごま酢和え(白菜、にんじん、お揚げ)
・むらくも汁(絹ごし豆腐、ねぎ、小松菜、たまご)
・牛乳

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今日の鶏肉は、発酵食品の塩こうじに漬けてから焼いてあります。塩こうじには、お肉や魚などのたんぱく質を柔らかくするはたらきがあります。塩こうじで甘みが引き出されるので、隠し味に山椒を入れ、すっきりした味わいに仕上げました。

また、汁物の「むらくも汁」は、とろみのついた汁にかきたまが雲のようにたなびいている様子から、むらくも汁という名前になりました。ちなみに、「むら」は市町村の「村」ではなく、たくさん雲が集まっている様子を意味しています。

5月8日(月)

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5月8日(月)の給食です。

・ハヤシライス
・フレンチサラダ
・ジョアブルーベリー

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今日の献立のハヤシライスは、実は日本独自の洋食です。発祥についてはいろいろな説がありますが、特に有名な説は二つあります。ひとつは、日本橋で丸善という書店を開いたハヤシさんのオリジナル料理であったという説。もうひとつは、上野の精養軒という洋食屋さんの料理人であるハヤシさんが、ハンガリーの牛肉の煮込み料理をアレンジしたという説。

同じ時期に、違う場所で、違うハヤシさんが似た料理を作っていたと思うと、なんだか不思議ですね。肉や野菜のうまみたっぷりのソースで、しっかりご飯を食べてください。

5月1日(月)

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5月1日(月)の給食です。

・五目鶏おこわ
・菜花のからし醤油和え
・すまし汁
・牛乳

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5月5日はこどもの日、またの名を端午の節句といいます。
今日の献立では、端午の節句を少し先取りして、ちまきをイメージしたおこわと、「出世魚」として知られるブリを使いました。魚なのに出世とは、どういうことなのでしょう。

出世魚は、成長の段階で違う名前がつくことからついた呼び方です。江戸時代までは、武士や学者は元服(げんぷく、15歳ごろに大人の服や髪に変える)や出世など、人生のさまざまな機会に名前を変える習慣がありました。子供の病気が多く、生きて成人すること自体が難しかった時代ですから、無事に元服の改名を迎えることはとても喜ばれることでした。このような事情から転じて、出世魚はお祝い事の席で好まれるようになりました。
みなさんも給食をしっかり食べ、元気に過ごしてくださいね。
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