学校日記

【7/5全校朝会】「いじめ」について

公開日
2021/07/06
更新日
2021/07/06

校長室から

千葉県での下校中の交通事故、静岡県熱海市での土砂崩れ。大切な尊い命が失われ、ニュースを見るたびに、悲しい気持ちになります。「行ってらっしゃい」と見送った我が子を「ただいま」と迎えることができない…。親としてそんな辛いことはありません。

表題の「いじめ」も、最悪の場合、大切な尊い命を奪うことになりかねない行為です。鳩森だより6月号にも書かせていただきましたが、「いじめ防止対策推進法(平成25年法律第711号)最終改正:令和元年5月24日法律第11号」では、「いじめ」を「児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」と定義しています。

子供たちには、「いじめは、人の心や体、持ち物を傷付けること」であると伝えました。また、ここで大切なことは、「やられた側がそれを『嫌だ』と思ったら、いじめになる」ということです。いじめた人は「いじめているつもりはなかった」「ちょっとからかっただけだ」「ちょっとぶつかっただけだ」などと言います。しかし、相手が「嫌だ」「痛い」「苦しい」と思ったらいじめなのです。ひどい場合には、「あいつが悪い」と言うこともあります。悪いのは「いじめ」という行為です。相手に原因があるからと言って、相手の心や体、持ち物を傷付けることは許されません。少なくとも、現在の日本の法律ではそうなっています。

鳩森小では、いじめを許しません。もし、いじめられていて辛い思いをしている人がいたら、助けます。必ず味方になります。

6月のふれあい月間では、児童を対象にいじめアンケートを実施しました。

保護者の皆様におかれましては、お子様の様子に変化が感じられるときはぜひ、学校にご相談ください。また、お子様がいじめに関わっていることが分かった場合は、学校からご連絡させていただきます。いじめの解決には、保護者や地域の皆様のご協力が欠かせないからです。


【参考に…】

東京都教育庁資料「どうしたの?」一声かけてみませんか。〜子供の不安や悩みに寄り添うために〜保護者向けリーフレット