11/10 11月はふれあい月間です
- 公開日
- 2025/11/10
- 更新日
- 2025/11/10
校長室から
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1週間の始まり、月曜日です。
土日にお出かけして、少し疲れている子もいますが、元気に学習に取り組んでいます。
11月は、ふれあい月間です。
今日の朝会では、思いやりについて話しました。
以下の内容です。おうちでも話題にしていただけると幸いです。
〇 さて、今月11月は、鳩森小学校の『ふれあい月間』です。この月間に、校長先生がみんなと改めて一緒に考えたい大切な言葉、それは『思いやり』です。
「思いやり」って、一体どんなことでしょう?
みんなは毎日、たくさんの教科書が入った重いランドセルを背負って登校しますね。でも、人には、そのランドセルの他に、目に見えない荷物を背負っているときがあります。
それは、昨日の出来事でちょっと『がっかりした気持ち』かもしれません。友達にうまく伝えられなかった『もやもやした気持ち』かもしれません。ときには、ただただ『ちょっと寂しい気持ち』かもしれません。
思いやりとは、この目に見えない心の荷物の重さに気づいてあげる力です。
友達が少し元気がないとき、その荷物はきっと重くなっています。荷物を代わりに持ってあげることはできなくても、『おはよう』といつもより少し優しく声をかけるだけで、その心の荷物は、フワッと少し軽くなる。それが、最初の思いやりなのです。
もう一つ、『思いやり』は、雨の日の傘によく似ています。
みんなが友達と一緒に歩いているとき、急に雨が降ってきたときを想像してみてください。
自分は傘を持っていたとします。もし友達が、傘を持たず、少し濡れていたらどうしますか?
きっと、自分は少し濡れてもいいからと、傘をそっと友達の方に傾けてあげますよね。
思いやりとは、まさにこの行動です。
相手の少しだけ困っている部分、少しだけ悲しそうな部分に気づくこと。そして、自分の持っている『優しさの傘』を、そっと傾けてあげることなのです。
目立つ行動でなくても構いません。そっと消しゴムを渡してあげること。体育で苦手な友達に「大丈夫だよ」と声をかけること。それら全部が、優しさの傘を傾ける行動です。
誰かに褒められるためでなくていい。誰にも気づかれなくてもいい。一人ひとりの小さな『思いやり』の行動が、この『ふれあい月間』で、鳩森小学校全体を、太陽のように温かい光で満たしてくれることを心から願っています。