2月26日(月) 朝会のお話
- 公開日
- 2024/02/26
- 更新日
- 2024/02/26
校長室から
今週の木曜日は、何日だか分かりますか。2月29日です。珍しいですね。皆さんも知っているように、いつもの年は2月が28日までしかないのですが、4年に一度は29日までとなり、これを「うるう年」と呼びます。
さて、なぜこの「うるう年」があるのでしょうか。実は、地球が太陽の周りをぐるっと一周回り元の位置に戻るのに約365日かかるため、それを1年間と決めました。しかし、天文学者たちが詳しく調べると、正確には365.242189日かかるため、毎年少しずつズレが出てきます。そこで、4年に一度、西暦が4で割り切れる年を「うるう年」としました。今年は2024年なので、4で割り切れるから29日まであるのです。
ただし、それでも4年間で約44分ずれてしまうため、西暦が100で割り切れる年は「うるう年」にしません。次は、6年生が88歳になる西暦2100年が「うるう年」ではない年になります。
それでは、なぜ「うるう年」は2月なのでしょうか。これは、昔のローマでは一年が3月に始まり2月に終わることになっていたため、一年の最後に調整したことで2月になったそうです。そのローマ時代の暦が、今の暦の元になっているのです。
日本では、江戸時代まで月の動きを元にした暦が使われていました。月は約29.5日で地球を一周するため、1ヵ月を29日か30日にしていましたが、やはりズレてしまうため、2,3年に一度、「うるう月」というものを作って一年を13か月にして調整していたそうです。おもしろいですね。
興味をもった人は、暦について調べてみてください。