2月26日(月) 朝会のお話さて、なぜこの「うるう年」があるのでしょうか。実は、地球が太陽の周りをぐるっと一周回り元の位置に戻るのに約365日かかるため、それを1年間と決めました。しかし、天文学者たちが詳しく調べると、正確には365.242189日かかるため、毎年少しずつズレが出てきます。そこで、4年に一度、西暦が4で割り切れる年を「うるう年」としました。今年は2024年なので、4で割り切れるから29日まであるのです。 ただし、それでも4年間で約44分ずれてしまうため、西暦が100で割り切れる年は「うるう年」にしません。次は、6年生が88歳になる西暦2100年が「うるう年」ではない年になります。 それでは、なぜ「うるう年」は2月なのでしょうか。これは、昔のローマでは一年が3月に始まり2月に終わることになっていたため、一年の最後に調整したことで2月になったそうです。そのローマ時代の暦が、今の暦の元になっているのです。 日本では、江戸時代まで月の動きを元にした暦が使われていました。月は約29.5日で地球を一周するため、1ヵ月を29日か30日にしていましたが、やはりズレてしまうため、2,3年に一度、「うるう月」というものを作って一年を13か月にして調整していたそうです。おもしろいですね。 興味をもった人は、暦について調べてみてください。 2月19日(月) 朝会のお話高得点で表彰された班も素晴らしかったですが、班の全員が楽しめるように声をかけ合って協力した班も、本当に立派でした。上級生が下級生に優しくお世話する姿を見て、笹塚小の良さをまた発見しました。特に班をまとめてくれた6年生の皆さん、本当にありがとうございました。 5年生の皆さんは、4月からささっ子班をリードする立場になります。大変だと思いますが、今年の6年生のように、みんなで協力できる班を作ってください。期待しています。 さて、今日は暦の二十四節気では「雨水」と言います。前に「立春」のお話をしましたね。そんな季節に関する言葉が24もあるのです。「雨水」は、雪が溶けて雨になり、大地が目覚めて草木が芽生える時期だそうです。この雨で、少しずつ温かくなっていきそうですね。 2月13日(火) 朝会のお話さて、今日は「食物アレルギー」についてお話します。これは、食べたものが原因で、口の周りが赤く腫れたり、じんましんができたり、ひどい場合には息が苦しくなって命にも関わるものです。卵や牛乳、ピーナッツ、そば、などアレルギーを引き起こす食品はたくさんあります。笹塚小学校でも、給食の材料にアレルギーがある場合は、その材料を抜いた除去食を作ったり、家から代わりの食品を持って来てもらったりしています。 ところが、なんと「アレルギーの人でも食べられる卵」や「おなかがゴロゴロしない牛乳」などが開発されました。アレルゲンが少ない遺伝子をもつニワトリや牛を特別に育て、何年も研究を重ねてやっと世界的にも認められたのです。今は検査を続けて安全かどうか確認していますが、あと5年以内には誰でも買えるようになることを目指しているそうです。 もし、そんな卵や牛乳が発売されれば、アレルギーのある人も家族や友達と同じ料理やお菓子を食べられるようになります。校長先生は、アレルギーのある人でもみんなと同じように給食が食べられる日が来ることを願っています。 2月5日(月) 朝会のお話さて、節分では「鬼は外、福は内」と豆をまいて、歳の数だけ豆を食べると1年間幸せに過ごせると言われています。これは、お米と同じエネルギー源でパワーを持つとされる豆をまくことで、病気や災いをはらい、更にその豆を食べることで力をいただけると考えられたからだそうです。校長先生が子供の頃は、「なんで歳の数しか食べちゃいけないの? もっと食べたいのに。」と思っていましたが、今ではもう歳の数なんてとても食べられなくなってしまいました。 ちなみに、節分が一年に4回あることを知っていますか。節分というのは季節を分けると書きます。春、夏、秋、冬と季節は4つあるので、その変わり目となる節分も4回あるのです。でも、昔の日本の暦では春が一年の始まりとされていたため、春の節分が一番重要だと考えられていて、今では節分と言えば春のことだと思われるようになったそうです。 節分の翌日は「立春」と呼ばれ、暦の上では春となります。まだまだ寒いですが、すぐそこまで春は近付いてきていますよ。 皆さんも、元気に過ごしてください。 1月29日(月) 朝会のお話SLIMは月に着陸する直前にメインエンジンが1つ抜け落ちるトラブルに見舞われましたが、逆立ちの体勢にはなったものの無事に着陸でき、世界からも認められました。 この様子は、SLIMが着陸直前に放出したSORA-Qという直径約8cm・重さ約250gの変形型月面ロボットによって撮影されました。ボールのような形をしていて、月に着陸すると月面を走れるように変形して車輪を出し、カメラで周囲を撮影しています。 このSORA-Qの開発には、おもちゃメーカーとして有名な「タカラトミー」が関わっており、おもちゃの開発によって培われた変形技術や超小型化・超軽量化を実現したそうです。 皆さんの中には、変形したり合体したりするロボットで遊んだことがある人も多いと思います。その技術が、宇宙事業を成功させたのです。そんなすごい研究をしている企業やJAXAは日本の誇りだなと思いました。 1月22日(月) 朝会のお話さて、教室前の廊下には、皆さんが頑張って書いた「書き初め」が展示されていますね。校長先生は、順番に一人一人全員の作品を見ました。4月からこんなに上手になったんだなぁ、と皆さんの成長ぶりに感心しました。一生懸命、練習をがんばりましたね。 どの学年の作品も素晴らしかったのですが、中でも1年生は、初めての書き初めとは思えないほど丁寧に書けていましたね。3年生も、毛筆にチャレンジするのは初めてでしたが、とても堂々と書けていました。そして、何といっても6年生は、さすが最高学年という素晴らしい出来栄えでした。字のバランス、始筆と終筆、文字の美しさ、等どれをとっても見事でした。学年が上がるにつれて筆の使い方が上達し、皆さんに書写の力がしっかりとついていることが分かりました。 これからは、普段の授業でも字を美しく丁寧に書く習慣を身に付けてくださいね。 1月15日(月) 朝会のお話今日は、皆さんに素敵なものをお見せします。何だと思いますか? ヒントを言います。1 アメリカ、2 3つ、3 野球、もう分かりましたね。そうです。アメリカのメジャーリーグで活躍する大谷選手が、日本の全ての小学校に送ってくださったグローブ3個が、先週笹塚小学校にも届きました。うれしいですね。 中にお手紙が入っていました。簡単に紹介します。「子供たちが野球に興味をもってくれるように寄付をします。私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルになることを望んでいます。なぜなら、野球こそが私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。」そして最後に「野球しようぜ。大谷翔平。」と書かれていました。これから、各クラスに回しますから、皆さんも実際に手を入れてみてください。大谷選手の願いが皆さんに届くことを願っています。 最後に、先週、心がほっこりするような、とてもうれしいことがあったのでお話します。ある子が足を怪我して松葉杖で教室へ行ったときに、クラスのお友達が机の所まで来て、さっとその子の椅子を引いて座りやすくしてくれたのです。両手は松葉杖でふさがっているので、その子が自分一人で椅子を引いて座ることはできません。それに気付いて、自分から手伝ってあげたお友達はなんて優しいのでしょう。きっとそのクラスは、そんな気配りができる思いやりにあふれたクラスなんだな、と感激しました。 皆さんも困っている人がいたら、自分から気付いて手伝ってあげられるといいですね。 1月9日(火) 朝会のお話それでは今から、亡くなった方のご冥福を祈って、全員で黙とうをしましょう。黙とうというのは、目を閉じて声を出さずに祈ることです。できたら、両手を胸の前で合わせて、頭を少し下げましょう。それでは、協力してください。「全員、黙とう」ありがとうございました。静かに目を開けてください。 先日行われた全国高校サッカー選手権大会では、地震で応援団が来られない石川県代表の高校のために、他の学校の応援団たちが集まり、黄色いごみ袋でおそろいの服を作って、みんなで応援したそうです。「こんな時こそ、何かをしてあげたい。」「応援なら、自分たちにもできるのではないか。」と考えた高校生たちは本当に素晴らしいですね。 被災地では、道路が壊れてしまったために避難できないだけでなく、お水や食べ物を届けることもできない方が2000人以上いるとのことです。笹塚小の皆さんにも、ぜひ「自分たちにできることはないの?」「これなら、できるかも。」そんなことを考えて、実際に行動できる人になってほしいです。自分たちに何ができるか、各クラスで考えてみてください。 12月23日(金) 朝会のお話
今日で、今年の登校は最後となります。明日から、土日、振替休業日をはさんで、そのまま冬休みとなります。今年は、連続して16日間もお休みなんてラッキーですね。
冬休みには、大掃除やお正月の準備をすることでしょう。先生が子供の頃は、庭でお餅つきをする家が近所にたくさんあり、先生もお手伝いに行って、つきたての美味しいお餅を食べたことを今でも覚えています。先生は茨城県の出身なので、納豆餅が大好きです。皆さんは、どんな味のお餅が好きですか。 そして、冬休みには親戚やお客様に会う機会も多いと思います。その時には、きちんとご挨拶をしましょう。「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」としっかり言えたら、「こんなに立派に成長しているんだな。」と認めてもらえることでしょう。家のお手伝いや書初めの練習なども頑張って、楽しい年末年始を過ごしてくださいね。 6年生の中には、これから勉強の追い込みに入る人もいることでしょう。自分の目標に向かって一生懸命に努力する姿は、とても素敵ですよ。体調に気を付けて励んでください。 それでは、1月9日に、また元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。校長先生は、来年が皆さんにとって、ますます輝く年になることを願っています。 令和5年12月5日(火)校長先生のお話1年生は、入学してまだ8ヵ月なのに、歌も鍵盤ハーモニカも、とても上手で驚きました。歩き方や姿勢にも気を付けていて立派でした。 2年生は、手話をつけた歌やたくさんの楽器を使った合奏を披露しました。元気がわいてくるような、明るい演奏で素敵でした。 3年生は、歌も上手でしたが、「ジ・エンターテイナー」という難しい曲に挑戦した合奏が素晴らしかったです。3年生らしいエネルギッシュさが伝わってきました。 4年生は、カブトムシの歌やドラえもんの曲など、聞いていて楽しくなる曲でしたね。一人一人が笑顔でリズムに乗っていたところが、さすがでした。 5年生は、「テキーラ」というラテン系の曲を合奏しました。とてもリズミカルで、聞いていると体が自然とノッて来るような演奏でした。鼓笛隊の練習が、音楽会にも生かされたのだと思います。感心しました。 6年生は、オリンピックのテーマ曲である「栄光の架橋」に挑戦しました。とても難しい上に、なかなか練習の時間が取れない中で、本当によくやったと思います。本番までにきっちりと仕上げてきて、6年生の底力を見た気がしました。 終わりの言葉で5年生が、「どの学年も校長先生が話していたように、心をそろえて演奏できました。」と言ってくれて、本当に嬉しかったです。今回学んだことを、ぜひこれからの学校生活で生かしてください。 令和5年11月27日(月)校長先生のお話さて、4年生は昨日、笹塚中学校で行われた「笹幡フェスティバル」に参加して、ダンスを披露してきました。リズミカルに踊る姿はとても素敵でしたよ。頑張った4年生に、拍手をしましょう。 今週の金曜日、土曜日は、いよいよ音楽会です。今まで一生懸命に練習してきた成果を、力いっぱい発揮してください。前に、「はきものをそろえると 心もそろう 心がそろうと はきものもそろう」という詩を紹介しましたね。音楽も同じです。皆さんの心がそろえば、歌も合奏も美しいハーモニーとなります。ぜひ、各学年で心をそろえて素晴らしい音楽会にしてください。期待しています。 今日は、これから笹塚小学校で皆さんと一緒に勉強をしていく先生を紹介します。1年3組を中心に活動しますが、他のクラスの授業を見に行くこともあります。廊下などでお会いしたら、元気にあいさつしてくださいね。 令和5年11月20日(月)校長先生のお話そして、今朝からは地域の方やPTAの皆さん、そして中学生たちも加わって、更ににぎやかな「あいさつ運動」になりました。さて、今朝はそういった地域の方々に自分からあいさつできたでしょうか。自分から「おはようございます。」と言えた人は、だまって手を上げてください。今、手を上げられなかった人は、水曜日まであいさつ運動は続くので、ぜひ自分から声を出してみてください。きっと、元気が出てくると思います。 令和5年11月13日(月)校長先生のお話校長先生が子供の頃に好きだった本は、「ぞうのババール」と「大草原の小さな家」シリーズです。 本を読むと、世界中を旅したり、タイムマシンに乗って過去や未来に行ったり、たくさんの知識を身に付けたり、心がほんわかあったかくなったりします。 皆さんも、秋の夜長に、ぜひたくさんの本を読んでみてください。素敵な本との出会いが、皆さんを更に素敵な人に成長させてくれることと思います。 それから、明日の午後は、たくさんの先生方が皆さんの授業の様子を参観にいらっしゃいます。なぜかと言うと、笹塚小の皆さんがタブレットを使いこなして一生懸命に勉強しているので、他の学校の参考にしたいそうです。お客様に廊下などで会ったら、元気にあいさつしてくださいね。 令和5年11月6日(月)校長先生のお話きっと、先週お話したように5・6年生が「心をそろえた」からだと思います。他の学年の皆さんも、12月の音楽会にむけた練習で、みんなで「心をそろえて」美しい音楽にしてください。 それでは、一生懸命がんばって演奏してくれた5・6年生に大きな拍手をお願いします。 さて、話は変わって、これが何だか分かりますか。紫色の粒々、なんだか あのフルーツに似ていますね。実は、ヨウシュヤマゴボウという植物です。ただ、似ているだけで、これには毒があります。絶対に食べないでくださいね。 今日は、実験をしてみます。水の中で実をつぶすと、こんなにきれいな色水になります。ここに、虫に刺された時の薬 キンカンを入れてみます。どうなると思いますか? 色が変わりました。不思議ですね。なぜそうなるのかは、6年生の理科で勉強するので、楽しみにしていてください。 令和5年10月30日(月)校長先生のお話「はきものをそろえると 心もそろう 心がそろうと はきものもそろう ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない だれかがみだしておいたら だまってそろえてあげよう そうすればきっと 世界中の人の心もそろうでしょう」 とてもいい詩ですね。ぜひ、皆さんも自分がきちんとそろえるだけでなく、乱れている靴があったら直してあげてください。 さて、明日から、4年生は御殿場移動教室ですね。初めての宿泊学習になります。友達と協力して、二日間しっかりと学んできてください。 そして、今週の土曜日は、いよいよ「くみんパレード」と「笹塚地域パレード」です。5年生と6年生が、学校の代表として演奏してきます。高学年の皆さん、今までの成果を精一杯発揮してくださいね。先ほど紹介した詩のように心をそろえると、更に素敵な演奏になることと期待しています。 令和5年10月23日(火)校長先生のお話また、笹塚小の校庭には非常用トイレが設置できることも知りました。さて、災害が起こったとしたら、この校庭にいくつの非常用トイレができるか分かりますか。なんと、10個も設置できるそうです。6年生にとって、防災について考えるとてもよい機会となりました。 さて、この後は、夏休みに行なわれた「フィンランド海外派遣研修」の発表があります。フィンランドって、どんな国なのでしょうか。日本とどこが違うのか、よく聞いてください。そして、4年生、5年生の皆さんは、来年の海外派遣に応募することができます。ぜひ、挑戦してみてください。 令和5年10月17日(火)校長先生のお話その日本一素晴らしい競技場で、電光掲示板に自分の名前が表示され、会場からの大きな声援を受けながら、練習してきた成果を発揮することができました。入賞した人だけでなく、最後まで諦めずに挑戦し続けた姿は、本当に立派でした。精一杯頑張った6年生に、大きな拍手を贈りましょう。 その6年生は、陸上の朝練習が終わったと思ったら、今度は11月に行われる区民パレードに向けて、鼓笛隊の朝練習が始まるそうです。本当にすごいですね。朝練が続くのは大変だと思いますが、最高学年としての誇りをもって励んでください。 鼓笛練習には5年生も参加します。来年は5年生が笹塚小をリードして行くのですから、6年生の動きを見てしっかり学んでくださいね。 5年生も6年生も、パレードで素晴らしい演奏を渋谷区中に披露してくれることと期待しています。今日の退場の時の演奏も楽しみにしています。 9月19日(火) 朝会のお話敬老の日は、以前は9月15日に決まっていました。どうしてなのか、知っていますか。いろいろな説があるのですが、その一つが昔話です。 美濃の国(今の岐阜県)に、病気で寝たきりのおじいさんと親思いの息子が住んでいました。その息子が、山で木を切っていると、よい香りのする滝を見つけたのです。飲んでみるととても美味しく、体がぽかぽかとしてきました。息子は喜んでその水を持ち帰り、おじいさんに飲ませてあげると、おじいさんの病気はみるみるよくなり、長生きをしたということです。そして、その話を聞いた当時の天皇が、その滝を訪れて「養老の滝」と名付け、元号(今で言うと令和)を「養老」と改めたのが9月の半ばと言われています。それで、9月15日が敬老の日となりました。 さて、今年100歳以上の高齢者が日本に何人いるか知っていますか。なんと、9万人以上もいるそうです。校長先生が子供の頃は、200人程しかいなかったので、日本が長寿大国となっていることがよく分かります。 皆さんも、おじいさんやおばあさんを大切にして、いろいろな話をたくさんしてあげてくださいね。 9月4日(月) 朝会のお話さて、なぜ引き取り訓練を毎年9月1日に行うのでしょうか? それは、100年前の1923年9月1日に、関東地方を中心に大きな地震が起きたからです。ちょうどお昼頃だったため、多くの家で料理をしていたので、あちこちで火事が発生し、10万人以上の人が亡くなる大災害となりました。なんと、この火事は2日間も燃え続け、東京都内の多くの場所が焼け野原となりました。これが関東大震災で、その被害を忘れずに、どうすればよいかを考えるために、多くの学校で9月1日に引き取り訓練を行っています。 地震が起きたら、まず何をすればいいですか? そうです。自分の身を守るために防災頭巾をかぶって机の下に入りますね。もし、下校途中などで防災頭巾がなかったらどうしますか? ランドセルなどで頭を守って、しゃがむのがよいそうです。もし、ランドセルもなかったら、自分の手で頭を守りましょう。このとき、ガラス窓や塀などから離れるようにしてください。自分の命を守れるのは、自分だけです。これからの避難訓練も、本番のつもりで真剣に取り組みましょう。 7月10日(月) 朝会のお話ここで、質問です。道徳って、どんな力をつける教科なのでしょうか。「言葉」や「文字」の力をつけるのは、何の教科ですか。そう、国語ですね。では「形」や「数」の力をつけるのは…そう、算数ですね。 では、道徳はどんな力をつけるのでしょうか。これは、とても難しい問題で、正解は一つではありません。 校長先生は、道徳は正しい「心」について考える教科だと思います。人間は誰でも「がんばろう」「ルールを守ろう」という正しい心と、「面倒だなぁ」「ちょっとくらい、いいでしょ」というよくない心の両方をもっています。そして、そのどちらの心が勝つかで行動が変わってきます。 看護当番の先生の記録に、「休み時間の後に、ボールが校庭に落ちていた。」と書かれていた日がありました。これは、よくない心が勝ってしまったのでしょうね。でも別の日には、「落ちていたボールを6年生が拾って片付けていた。」という嬉しいことが書かれていました。これは「自分が使ったわけじゃないけど、みんなのために片付けよう。」という正しい心が勝ったのですね。 このように正しい心が強くなると、その人はぐっと成長します。どうしたら正しい判断ができて、自分を成長させることができるのか、それを道徳で考えてほしいと思います。 |
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