【2/17全校朝会】子どもの権利条約 その1
- 公開日
- 2025/02/18
- 更新日
- 2025/02/18
校長室から
今日から何回かに分けて、子どもの権利条約について、お話をしたいと思います。なぜなら、私はこの子どもの権利条約はとても大切なものだと思っていますし、皆さんが子どものうちに、知っておいてほしいと思うからです。少し難しいかも知れませんが、聞いてください。
権利とは、人権と同じ意味です。
12月の全校朝会で、人権とは簡単に言うと、「自分らしく生きること」という話をしました。今日は、この権利や人権について理解するのに覚えておいてほしい五つのことを話します。一つでも覚えてくれたら嬉しいです。
権利のABCDEです。
一つめは、A…Rights are for ALL human beings.
世界のすべての人に人権があるということです。どこの国に生まれようと、関係なく、誰もが自分らしく生きられるということです。ただ、今、この瞬間、世界中の全ての人が本当に自分らしく生きられているでしょうか。少し疑問に残ります。
二つめは、B…Rights are there at BIRTH.
生まれたときから、みんな、人権をもっているということです。大人にも、子どもにも、赤ちゃんにも、病気の人にも、障害がある人にも、すべての人が平等に、自分らしく生きる権利をもっています。
三つめは、C…Rights CANNOT be taken away.
人権を奪い取ることはできないということです。皆さんの人権は誰かに奪われることはないですし、皆さんは誰かの人権を奪うことはできません。例えば、悪いことをした罰として人権を取り上げられることはあってはいけませんし、子どもたち同士の関係で、いじめという行為によって人権を奪うことがあってもいけません。
四つめは、D…Rights DO NOT have to be earnt.
人権は、無条件にあるものです。何かのご褒美でもらえるものではありませんし、お金で買えるものでもありません。子どもだから少ししかもっていないとか、そういうこともありません。
五つめ、E…All rights are EQUALLY important.
全ての人権が同じように大切ということです。大人だから偉いとか、子どもだから偉いとか、お金持ちだからたくさん人権があるとか、そういうことはありません。すべての人の人権は平等です。また、この権利が上とか、この権利が下とか、そういうこともありません。
この権利という幸せになるための種のようなものを世界中の人が、生まれたときからもっているということ、人の権利を奪い取ることはできないということ、人権は無条件にあり、全ての人権は同じように大切であるということを頭の片隅に入れながら生活してくれたら嬉しいです。
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この日から、現3年生が鼓笛隊デビューをしました。残された1・2年生で行進をしながら教室に戻りました。