5月11日(木)

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5月11日(木)の給食です。

・ひじきご飯
・ちくわとピーマンのきんぴら
・根菜ごま汁(れんこん、にんじん、さといも、ごぼう、ねぎ、豚肉)
・牛乳

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今日のごはんに混ぜ込まれている、ひじき。奈良時代の書物にすでに記載があったというほど、日本人とのつきあいの長い海藻です。黒くて地味な見た目ですが、実は栄養豊富で、その中でもカルシウムを多く含んでいます。同じ量のひじきと牛乳を比べると、なんとひじきのほうが数倍もカルシウムを持っているのだとか。

カルシウムは、骨や歯を強くする栄養素というほかに、筋肉を動かすという大事な役割も持っています。カルシウム不足になると、筋肉の収縮がうまく行えず、足をつりやすくなるともいわれています。
運動会練習の増える5月、しっかりカルシウムを摂って、元気に体を動かしましょう!

5月10日(水)

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5月10日(水)の給食です。

・黒砂糖パン
・ジャーマンオムレツ
・野菜ソテー(ベーコン、にんじん、玉ねぎ、ほうれんそう)
・マカロニスープ
・牛乳

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具沢山のジャーマンオムレツ。直訳すると「ドイツのオムレツ」ですが、ドイツでは「農夫の朝食」という名前の家庭料理です。農夫は早朝から忙しいから、朝食は昨日までの残り物をぜんぶ炒めて卵でとじてしまおう、という料理らしいのですが、ここでもじゃがいもとお肉がメインになるところにドイツらしさを感じます。

パンやパスタの原料となる小麦や、日本でよく食べるコメは、土地に栄養が必要なことと、1年に何度も収穫できないという特徴があることなどから、寒さの厳しいドイツの多くの土地では、やせた土地でも育ちやすいじゃがいもが主食として好まれた歴史があるようです。どれくらい好まれているかというと、なんと70種類もの国産品種が流通していて、それぞれに合った調理法が知られているほどだとか。日本で流通しているのは20種類程度なので、その多さに驚きます。

5月9日(火)

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5月9日(火)の給食です。

・ご飯
・鶏肉の塩こうじ焼き
・ごま酢和え(白菜、にんじん、お揚げ)
・むらくも汁(絹ごし豆腐、ねぎ、小松菜、たまご)
・牛乳

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今日の鶏肉は、発酵食品の塩こうじに漬けてから焼いてあります。塩こうじには、お肉や魚などのたんぱく質を柔らかくするはたらきがあります。塩こうじで甘みが引き出されるので、隠し味に山椒を入れ、すっきりした味わいに仕上げました。

また、汁物の「むらくも汁」は、とろみのついた汁にかきたまが雲のようにたなびいている様子から、むらくも汁という名前になりました。ちなみに、「むら」は市町村の「村」ではなく、たくさん雲が集まっている様子を意味しています。

5月8日(月)

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5月8日(月)の給食です。

・ハヤシライス
・フレンチサラダ
・ジョアブルーベリー

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今日の献立のハヤシライスは、実は日本独自の洋食です。発祥についてはいろいろな説がありますが、特に有名な説は二つあります。ひとつは、日本橋で丸善という書店を開いたハヤシさんのオリジナル料理であったという説。もうひとつは、上野の精養軒という洋食屋さんの料理人であるハヤシさんが、ハンガリーの牛肉の煮込み料理をアレンジしたという説。

同じ時期に、違う場所で、違うハヤシさんが似た料理を作っていたと思うと、なんだか不思議ですね。肉や野菜のうまみたっぷりのソースで、しっかりご飯を食べてください。

5月1日(月)

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5月1日(月)の給食です。

・五目鶏おこわ
・菜花のからし醤油和え
・すまし汁
・牛乳

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5月5日はこどもの日、またの名を端午の節句といいます。
今日の献立では、端午の節句を少し先取りして、ちまきをイメージしたおこわと、「出世魚」として知られるブリを使いました。魚なのに出世とは、どういうことなのでしょう。

出世魚は、成長の段階で違う名前がつくことからついた呼び方です。江戸時代までは、武士や学者は元服(げんぷく、15歳ごろに大人の服や髪に変える)や出世など、人生のさまざまな機会に名前を変える習慣がありました。子供の病気が多く、生きて成人すること自体が難しかった時代ですから、無事に元服の改名を迎えることはとても喜ばれることでした。このような事情から転じて、出世魚はお祝い事の席で好まれるようになりました。
みなさんも給食をしっかり食べ、元気に過ごしてくださいね。
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