4月26日(水)

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4月26日(水)の給食です。

・たけのこご飯
・じゃが芋のそぼろ煮
・豚汁
・牛乳

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今日の献立は春の味覚の筍が主役です。みなさんは春の食べ物はお好きですか?味覚のするどい人にとっては、山菜の苦みやえぐみ、アクと呼ばれる味が苦手に感じるかもしれません。なぜ、春の味覚では、ほかの季節の野菜よりも苦みが強く感じるのでしょうか?

蕗の薹(ふきのとう)、たらの芽、筍など、春の山菜として知られるものの多くは、植物の新芽の部分でもあります。山の寒い冬を耐えてようやく出た新芽は、柔らかく栄養豊富ですから、動物や虫などに食べられてしまう危険から身を守るため、アクも多く含まれています。ただし、このアクは水溶性(すいようせい、水に溶けやすいこと)であることが多いため、火と水を使う「茹でる」調理方法をもつ人間は、気にせず食べてしまうことができるのです。

4月25日(火)

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4月25日(火)の給食です。

・スパゲティナポリタン
・チーズサラダ
・コーヒー牛乳

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普段みなさんが口にしているいろいろな味付けのスパゲッティ。イタリア料理と思いきや、日本独自のレシピというものが、実はたくさんあります。今日の献立にある甘じょっぱいおいしさのナポリタンもその一つで、ケチャップを使ったこの料理は、横浜の「ホテルニューグランド」というホテルで生み出されました。

第二次世界大戦の終戦後、横浜のニューグランドホテルはGHQの宿舎として使用されました。このホテルで、アメリカ軍の人々は、保存食として持ち込んだスパゲッティを塩・こしょう・トマトケチャップで和えた料理をよく作って食べていたそうです。占領が終わった後、ホテルの料理人がこの時の経験を参考に工夫を重ね、現在よく知られているスパゲッティナポリタンが出来上がりました。アメリカ兵の簡単料理がハイカラな料理に生まれ変わるなんて、料理の成り立ちは不思議なものですね。

4月24日(月)

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4月24日(月)の給食です。

・ご飯
・とんかつ
・ボイルキャベツ
・味噌汁
・牛乳

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試合や試験の前に、とんかつを食べたことはありますか?かつ=「勝つ」だと言って、縁起をかつぐ食べ物として使われることが多くあります。日本語の、同じの音からいろいろな意味を取り出す掛け詞(かけことば)の文化を感じます。

言葉としての縁起のよさに加えて、とんかつは栄養の面で頼もしい食べ物でもあります。とんかつに使われる豚肉には、ビタミンB1がたっぷり含まれています。この栄養素は、疲れを回復させる役割があるほか、ごはん、パンなどの炭水化物をスムーズにエネルギーに変える働きをもっています。このエネルギーは脳神経が正常に働くために使われるものなので、たしかに、試験の前にぴったりの食べ物といっていいかもしれません。

4月21日(金)

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4月21日(金)の給食です。

・五目チャーハン
・中華風サラダ
・春雨スープ
・牛乳

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チャーハンはどこの料理でしょう?と聞けば、「中国料理」という答えが返ってくると思います。ですが、中国の地図を思い出してみてください。東西南北に広く、気候も風土もさまざまですから、日本のように各地方に特有の料理があります。それではもう一度。チャーハンは中国のどの地方の料理でしょう?

チャーハンは、中国の揚州(ようしゅう)という地方が発祥だといわれています。揚州は日本の福岡県と同じくらいの緯度で、中国をニワトリの形に例えると、胸のあたりに位置しています。日本と同じように四季があり、運河に囲まれているため、農作物や海産物が豊富です。このような地理の特徴から、料理は優しい味付けで食材の味を感じられるものが多いとされています。
中国の中でも、例えば北のほうの地域では野菜が育ちづらいために肉料理が多いなど、地方によってまったく違う料理が作られています。このように、地理と料理の結びつきを調べてみるのも面白いものです。好きな中国料理があったら、ぜひ、どの地方由来の料理か調べてみましょう。

4月20日(木)

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4月20日(木)の給食です。

・ご飯
・鮭のちゃんちゃん焼き
・白菜汁
・牛乳

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今日の主菜のちゃんちゃん焼きは、北海道の郷土料理です。鮭漁の船上での漁師たちの食べ方が発祥ということですから、鮭を使うのが伝統のようです。このおもしろい名前の由来は諸説あり、“ちゃっちゃとつくれるから”、“お父ちゃんがつくるから”、“焼くときに鉄板とヘラがチャンチャンという音を立てるから”、などと言われているそうです。

料理の時の「音」が料理名になる例はいくつかありますが、たとえば精進料理の「雷豆腐」は、豆腐を炒める時のバチバチいう音が雷に似ている、ということからつけられています。
料理中の音をそのまま名前にするパターンと、音から連想される情景が名前になるパターンがあり、ことばの面白さを感じます。不思議な名前の料理があったら、ぜひ由来を調べてみてください。

参考資料:農林水産省ホームページ「うちの郷土料理」

4月19日(水)

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4月19日(水)の給食です。

・揚げパン
・クリームシチュー
・フレンチサラダ
・牛乳

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今日の副菜のフレンチサラダは、フレンチドレッシング(=フランスのドレッシング)で和えたサラダという意味です。フランスでは生野菜を食べる際に、酢・油・塩・胡椒を混ぜたシンプルなドレッシング、フランス語では「ヴィネグレットソース」を好んで使います。
フランス料理のシェフたちは、合わせる野菜によってお酢や油の種類を変えたり、スパイスやハーブを用いたりして、さまざまなソースを作り出しているそうです。給食では、上のレシピに砂糖を混ぜることで口当たりを優しくしています。

ちなみに、酢と油は放っておいたり衝撃を受けたりすると分離してしまいますが、そこに乳化剤が入るとゆるくまとまって分離しづらいソースになります。この仕組みで作られているソースのひとつがマヨネーズです。乳化の仕組みは、理科の先生に尋ねると詳しく教えてくれますよ。

4月18日(火)

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4月18日(火)の給食です。
 ・菜飯
 ・筑前煮
 ・味噌汁
 ・牛乳
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