校長blog 理解教育を進めています
- 公開日
- 2025/09/04
- 更新日
- 2025/09/04
校長blog
本校は令和6年度より、「理解教育」を進めています。子供たちはクラスに30人いれば30の人格があります。一人一人、良さや苦手さをもっています。体が不自由な子もいます。自分と違う友達のことを知り、良さに気づいていく学びでもあります。そのためには、まずは自分の良さや苦手さ、困りを俯瞰して見られるようになることが、スタートになります。
今回は「虹色な子どもたち」の資料をもとに、特別支援教室「いちょう」の先生方が主になり、2年生全クラスで授業を行いました。様々な面をもつ虹色の子どもたちの感じ方や考え方を理解し、仲間同士で助け合うための方法を考えていく授業です。道徳の時間で行いました。写真でもあるように、「オレンジ」ちゃんは、忘れ物が多いけれど、優しくて人の気持ちが分かる子です。似ていると思う人もいると思います。オレンジちゃん以外に、6人のタイプが違う子どもを紹介し、自分はどのタイプに似ているか考えてもらいます。共感できる子を一人決め、個別カードの項目に〇をつけたり、付け足したりしていきます。その後、クラスの子供たちと交流を行います。子供たちは自然と自分の苦手さや良さを伝えていき、中には「同じ同じ!」と共感し合う場面がたくさん見られました。
金子みずずの「みんなちがってみんないい」という言葉があります。だれもが知っていると思います。一人一人異なった「色」であることを尊重することによって、子供たちは輝き、生きやすくなっていくと私は思います。子供たちは自分を理解してもらえたのか、終始、笑顔が見られた授業でした。
参考にした資料が掲載されているHPを載せておきます。
以上のような理解教育は、渋谷区全小中学校で進めていく予定です。他の学年の授業の様子は今後もお伝えしていきます。