【6/27全校朝会】沖縄「慰霊の日」

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今週の朝会では、平和について考える機会になればと思い、沖縄の「慰霊の日」について話しました。

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先週の木曜日、6月23日は、沖縄の「慰霊の日」でした。「慰霊」とは漢字で「霊を慰める」と書きます。では、何の霊を慰めるのでしょう。今日は、そのお話を少しさせてください。

今から80年くらい前、日本は世界中の国と戦争をしていました。その中で唯一の戦場となったのが、沖縄でした。普通の戦争は、兵隊さんと兵隊さんが戦います。でもこの沖縄の戦いでは、兵隊さんだけではなく、一般市民も巻き込まれてしまいました。当時沖縄に住んでいた人の四人に一人が亡くなったとされています。その沖縄での戦いが終わったのが、今から77年前の6月23日だったのです。

沖縄の「慰霊の日」は、敵とか味方とか関係なく、沖縄で亡くなった全ての人のことを思い、また世界の平和を願う日なのです。この日は、追悼式典も行われます。毎年、沖縄の子供たちが書いた詩の中から一つが選ばれて読まれるのですが、今年選ばれたのは、小学校2年生の女の子、徳元さんが書いた「こわいをしって、へいわがわかった」という詩でした。

家族と美術館に出掛けた徳元さんは、そこで77年前の沖縄の絵を目にします。たくさんの人が死んでいる、とても悲しい絵だったそうです。その絵をみた徳元さんは、「こわいよ、かなしいよ、かわいそうだよ」と訴えます。そして、「せんそうのはんたいはなに? へいわ? へいわってなに?」と徳元さんは考えます。

皆さんにとって、平和って何ですか。どんなときに平和だなと感じますか。
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