【4/18全校朝会】ありがとう

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鳩森小学校の4月の生活目標は「元気よくあいさつをしよう」です。

挨拶にもいろいろありますが、今日は「ありがとう」にポイントをしぼってお話をしました。

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先週の全校朝会で、今月の目標は「元気よくあいさつをしよう」だというお話がありましたね。挨拶と言っても、「おはようございます。」「行ってきます。」「よろしくお願いします。」「いただきます。」「ごちそうさま。」「ありがとう。」「ごめんなさい。」「さようなら。」「ただいま。」「おやすみなさい。」など、いろいろありますね。

私は、いろいろある挨拶の中でも「ありがとう。」が一番好きです。「ありがとう」は言っても言われても心が温かくなる挨拶だと思うからです。

ところで、「ありがとう。」の反対の意味の言葉は何だと思いますか。それは「当たり前」です。「ありがとう。」は漢字で書くと「有難う」です。これは「有ることが難しい」という意味です。「あり得ない」という言葉に近いかも知れません。ということで、「ありがとう」の反対は「当たり前」だと言ういことができます。

さて、朝起きてから今まで、皆さんにはどれだけの「当たり前」がありましたか。朝起きたら、食べる物がある。洗濯してある清潔な服がある。「おはよう。」と挨拶ができる友達や先生がいる。スイッチを入れると電気がつく。自分の机やいすがある。これらは本当に「当たり前」のことでしょうか。少し考えれば分かると思います。皆さんが「当たり前」と思っていることは、実はたくさんの人に支えられて成り立っています。

例えば給食一つにしても、その野菜を育てている人がいて、その野菜を収穫してトラックで運ぶ人がいて、その野菜を調理員さんたちが一つ一つ切って、栄養士の柳本先生が考えた献立どおりに料理をして、給食当番が配膳をして、おうちの人が洗濯してくれた清潔なランチョンマットを敷いて、皆さんは給食をいただくことができます。

そのことを「当たり前」だと思うか「ありがたい」と思うかによって、人生の豊かさは変わってくると、私は思います。パナソニックの創業者、松下幸之助さんは「感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して幸福感が高まっていく」という言葉を残しています。

「当たり前」のことを「当たり前」と思わずに「ありがたいなあ」と感謝の気持ちをもてる人、「ありがたいなあ」と感謝の気持ちをもったときに「ありがとう」と言える人は、
幸せを運んでくれる人です。鳩森小学校がそんな人でいっぱいになったら嬉しいなと思います。

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そして、今日は今年度初めての鼓笛隊の演奏もありました。今年度着任した先生方が「わあ上手!」「感動しちゃった」と口々に話していました。

私にとって、鼓笛隊の演奏が「当たり前」になりつつあるなと反省させられました。児童みんなが元気で、一生懸命練習に取り組んで、地域の方の理解があって(朝早くからの演奏、申し訳ないといつも思っています。)、初めて演奏が成り立ちます。感謝の気持ちと愛情をもって、これからも演奏を楽しみます。
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