アオギリ船の物語
- 公開日
- 2023/11/14
- 更新日
- 2023/11/14
臨川幼稚園の子供たち
幼稚園のブランコ付近に、たくさんの茶色の実が落ちているのを知っていますか?
アオギリという木に付いている実なのですが、不思議な実の付き方をするんです。
一般的な植物は花が咲いた後に実が付きますが、アオギリの葉は緑の時には閉じていて、枯れてくると開き、葉の端には丸くて固い茶色の実が付きます。
その姿はまるで実が船に乗っているようにも見えます。
ばら組の子供たちにとってはその実はとても大切で、園庭に出ると大勢の子たちがせっせと集めてはカップに入れ、ごっこ遊びの中でごちそうに使ったり、テーブルを坂にして転がしたりして遊んでいました。
園長先生がいらしたときに、「アオギリが水辺にある所では、葉が落ちると、まるで船のように実が川下の方に運ばれ、集まってまた、新たな木になるそうだよ」と教えてもらいました。
実が船に乗って運ばれるなんて、なんてロマンチック!
まるで物語のようですね。