3月10日(月) 朝会のお話
- 公開日
- 2025/03/10
- 更新日
- 2025/03/10
校長室から
先週の金曜日は、「6年生を送る会」でした。どの学年も素晴らしい内容で完成度が高く、忙しい中で一生懸命準備してくれたことが伝わってきました。それだけ、6年生のことが、そして笹塚小のことが、大好きなのですね。校長先生は、とても感動しました。「みんな頑張ってくれて、ありがとう!」
さて、今日は3月10日ですね。何の日か知っていますか。ヒントは、80年前。そう、東京大空襲です。その頃の日本は世界を相手に戦争をしていました。1945年3月10日に、わずか2時間の間にアメリカのB29という爆撃機から1665トンもの焼夷弾と呼ばれる爆弾が落とされ、東京は火の海になりました。1晩で10万人もの人々が亡くなり、家を失った人は100万人以上と言われています。
校長先生は、その東京大空襲で自分の子供3人を目の前で死なせてしまったお母さんのお話を聞きました。その日、炎の中を逃げまどいながら学校のプールにたどり着いて入ったところ、プールが火災の熱でお湯になっていたそうです。そのとき、4歳の息子が「お母さん、熱いね。でも、赤ちゃんはもっと熱いだろうね。」と最後まで下の兄弟たちのことを心配していたそうです。結局、お母さんだけが生き残り、それ以来そのお母さんは自分の誕生日を祝えなくなってしまいました。なぜなら、そのお母さんの誕生日が3月10日だったからです。
戦争は、人が人を殺し合う、絶対にやってはいけないことです。皆さんは、今の平和をいつまでも大切にしてくださいね。