学校日記

6月19日(月) 朝会のお話

公開日
2023/06/19
更新日
2023/06/19

校長室から

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 先日、南米コロンビアのジャングルの中をさまよっていた4人の子供たちが、40日間のサバイバルを生き抜き、無事に保護されたという喜ばしい知らせが世界中に届きました。皆さんの中には、ニュースなどで知っている人もいることでしょう。
 子供たちは、離れたところに住んでいる父親に会うために、5月1日に母親と一緒に小型 飛行機に乗りました。しかし運悪くエンジンにトラブルが起こり、飛行機はジャングルの中に墜落。パイロットも母親も、残念ながら亡くなってしまいます。それでも、子供たちはあきらめることなく、飛行機に積んであったタピオカの粉を取り出して食べていました。しかし、すぐに底をついたため、新たな食べ物を求めてジャングルの中を進みました。13歳の長女が、9歳、4歳、そして12か月の赤ちゃんを世話しながら食べられる果物や水を探し、夜はジャングルの植物で作ったシェルターの中で眠り、6月9日にようやく軍隊に無事、保護されたのです。
 なぜ4人の子供たちは、タランチュラやワニや毒ヘビなどの危険な生き物がうようよいるジャングルを40日間も生き抜くことができたのでしょうか。それは、アマゾンの先住民族の子供で、普段から食べられる木の実や、触ってはいけない毒のある植物などを教わっていたからです。
 よく、昔の人の知恵は大切だと言われますが、まったくその通りですね。13歳の長女が、先住民の知恵をしっかり学んでいたからこそ、この奇跡が起ったのでしょう。皆さんも、「先人の知恵」を身に着けると、いざという時に役に立つことと思います。そのためにも、ぜひ本をたくさん読んで、素晴らしい知恵を身につけてください。