6月12日(月) 朝会のお話
- 公開日
- 2023/06/12
- 更新日
- 2023/06/12
校長室から
今日は、皆さんがほぼ毎日食べている、「あるもの」についてお話します。ヒントは、白くて、小さい粒粒。もう分かりましたね、そうです。「お米」です。
日本人は、およそ3000年も前からお米を食べていたと言われていますが、皆さんはお米をどのように育てるか知っていますか。お米は、イネという植物の種を大切に育てて収穫したものです。
その育て方を知るために、5年生が先週、校庭の田んぼで「田植え」をしました。これは、笹塚中学校の皆さんが「種もみ」と呼ばれるイネの種を土にまき、10センチメートルほどまで育てたものを特別に分けていただきました。中学校の皆さんは、借りている大きな田んぼに田植えをして、収穫したものをお餅にするそうです。
校長先生が子供の頃は、お米という漢字は八十八とも読めることから、「お米を収穫するまでには、88もの手間がかかっている。だから一粒たりとも無駄にしてはいけない。」と言われて、お茶碗に米粒が残ったままごちそうさまをしようとすると、とても怒られたものです。それくらいお米を育てるのは大変なので、米農家の方はイネを我が子のように手をかけて丁寧に育てるそうです。
5年生がこれから育てるイネは、無事にすくすくと成長して、たくさんのお米を収穫できるでしょうか。5年生の皆さん、ぜひ頑張ってくださいね。そして、日本の米作り政策や、お米が余っている問題などについても学び、SDGsについても考えてみてください。
他の皆さんも、毎日の食事をただ食べるのではなく、育ててくださった方や、調理してくだった方に感謝しながら食べましょう。