令和5年度校内研究
令和5年度 校内研究
笹塚小学校では、昨年度に引き続き、生活科および総合的な学習の時間について研究を進めています。 今年度は渋谷区の方針で総合的な学習の時間を『シブヤ未来科』とし、探求的な学びを広げていくための取組としています。 本校では、研究主題を「自ら学びに向かい、協働しようとする子の育成」 〜生活科・シブヤ未来科を通して〜とし、目指す児童像をより意識して、日頃の授業実践にも生かせるようにと考えました。 また、昨年度もお世話になった東京成徳大学の 齋藤 等 先生(元神南小校長)を講師にお招きして、授業研究にも取り組んでいます。 この研究を通して「興味や関心から、自分の課題を設定できる子」「地域やそこで活動する人々に関心をもち、 多様な人々と協働しようとする子 」を育成することを目指して、各学年、様々な手立てを考えて日頃の実践を行っています。
5月31日(水)研究授業 第2学年 生活科「見たい!知りたい!伝えたい!ささづか大はっけん」
5月31日(水)に、今年度第1回目の研究授業を行いました。私たちの町「笹塚」の、人や場所、ものなどに興味をもち、地域に親しみをもつ単元です。自分の「お気に入りの場所」を友達に紹介し合う中で、地域には多くの場所があることに気付き、みんなで地域を探検しようという思いにつなげる時間でした。
タブレットで資料を作成したものを見合い、紹介したり質問したりして、たくさんの発見がありました。
子供たちにとって、よりよい授業ができるように、私たち教員も学んでいます。
10月13日(金) 研究授業 第3学年 総合(シブヤ未来科)「笹塚の憩いの場〜わたしたちの公園〜」
10月13日(金)に、第2回校内研究授業を行いました。3年生のシブヤ未来科「笹塚の憩いの場〜わたしたちの公園〜」です。子供たちが考えた「ゆめの公園」が「わたしたちの公園」になるように意見を出し合いました。 その中で公園は、自分たちのような子供だけでなく、幅広い年齢の方が利用することや多様なニーズがあることに気付きました。そこで、設置するものや用途について吟味し、考えを出していました。今後は、さらに地域の方の思いに寄り添った公園にするために意見をまとめ、全体から選出された意見を渋谷区役所公園課に伝える予定です。
子供たちの思考を広げるクラゲチャートというワークシートを活用して「わたしたちの公園」に来る人を確認しました。
12月20日(水) 研究授業 5学年 総合(シブヤ未来科) 「わたしたちの十号通り商店街」
12月20日(水)に、第3回校内研究授業を行いました。高学年では、児童が自ら課題を決定したり、主体的に取り組んだりできるよう学習活動の工夫をしています。今回は5年生のシブヤ未来科で、「わたしたちの十号通り商店街」という授業を行いました。最初に、商店街へ見学に行った時に見つけた「商店街ならではの良さ」を出し合い、その良さを「人に関すること」「お店に関すること」「商店街全体のこと」に分類しました。 次に、それらをふまえてタブレットを活用し、商店街をより良くするために自分の探求したい課題を「推しポイント」として考えました。今後の展望として、児童の具体策を「企画書」にまとめ、商店街の方に見てもらう予定です。自分たちの企画の実現を目指して、学習への意欲も高まっている5年生です。
「ふきだしくん」というブラウザ上のサービスを使用して、自分の考えた課題を友達と共有しています。