令和7年度校内研究
令和7年度 校内研究
今年度の笹塚小学校の校内研究の教科は道徳です。今年度、道徳指導の研究を通して、3つの学校教育目標の中の○互いの違いを認め 高め合う子◎主体的に学び 創造する子を育てるために次のように、目指す児童像を掲げました。
「自他の大切さを認め、主体的に道徳的価値を深める児童」です。決して答えが一つではない課題に対して真剣に考え、それぞれの考えを生かしながら、自己の生き方についての考えを深める、あるいは、自分の考えをしっかりもち、友達の考えもしっかり聞きながら、どちらかの考えを否定するのではなく、それぞれの考えのよさに気付いたり、また、自分のこれまでの体験において、その時に感じたり、考えたりしたことを基にしながら友達と話し合い、最終的には、一つの物事に対して様々な捉え方ができるようになり、それらを自分に取り入れながら、これまでの自分の考えをより明確にしていくことができるといった姿を目指して研究していきます。
6月18日(水)研究授業 第6学年 特別の教科道徳 「移動教室の夜」
「移動教室の夜」
今年度笹塚小では校内研究のテーマを「特別の教科道徳」としました。
そこで、6月18日水曜日に今年度1回目の研究授業を行いました。授業の最初に、飯山自然教室の写真を見て、自由行動について思い返しました。次に道徳の教科書「移動教室の夜」を読んで印象に残った事や、自由についての難しさ・よさについて話し合い、「自由だからこそ大切にしたいこと」をそれぞれ自分の経験をもとに振り返りました。
子供たちは自分の行動を考えながら活発に話し合っていました。
今年は道徳の研究を全校ですすめ、子ども達の道徳的な力を育んでいきます。
7月2日(水)研究授業 第3学年 特別の教科道徳「フローレンス・ナイチンゲール物語」
「フローレンス・ナイチンゲール物語」
7月2日水曜日に、今年度2回目の研究授業を行いました。授業の冒頭では、これまで自分がしてきた思いやりのある行動を振り返りました。次に道徳の教科書「フローレンス・ナイチンゲール物語」を読み、自分の思いだけの思いやりと相手の立場になって考えた思いやりとの違いを話し合いました。子供たちは、自分の経験をもとに、相手の気持ちを考えた思いやりについて考えを深めました。
9月3日(水)研究授業 第1学年 特別の教科道徳「はしの上のおおかみ」
「はしの上のおおかみ」
9月3日水曜日に、今年度3回目の研究授業を行いました。今回は教科書の「はしの上のおおかみ」という題材をもとに「親切」について考える授業でした。1年生になってから誰かにやさしくしてもらった経験や、その時どんな気持ちになったかなどの生活の場面を振り返りました。「はしの上のおおかみ」の話を聞いた後、役割演技をして、おおかみの気持ちを考えました。最初は、とおせんぼしてしまうおおかみが、後半には親切なくまに会って行動が変わります。後半のおおかみの気持ちになった児童は、「しんせつにするといいきもちだな。」「あいてもにこにこするんだな。」と気付きました。
10月29日(水)研究授業 第2学年 特別の教科道徳「まいごの すず」
10月29日水曜日に、今年度4回目の研究授業を2年3組で行いました。授業の冒頭では、普段の生活で親切にしてもらった経験を振り返りました。次に道徳の教科書「まいごの すず」を読み、道で鍵をひろったゆうきがてのひらの鍵をみつめた場面や、学校に向かって駆け出した場面でどんな事を思っていたのかを考えました。子供たちは、自分の考えをハンドサインで示し発表したり、友達の意見を聞いて自分の考えを深めたりしました。どんな気持ちがあると親切にできるかという事を考える事ができました。
11月26日(水)研究授業 第4学年 特別の教科道徳「泣いた赤おに」
11月26日水曜日に、今年度5回目の研究授業を4年2組で行いました。今回は、教科書の「泣いた赤おに」という題材をもとに「友情・信頼」について考える授業でした。担任が読む紙芝居を通してお話の世界に入り込む子供たち。人間と仲良くなりたい赤おにのために、青おには自分が悪者になり、赤おにの願いをかなえます。その後、赤おにのために青おにが旅に出たことを知らせる貼り紙を何度も読み返し、涙する赤おに。ワークシートには、「赤おにが幸せになってくれたらそれでいい。」「青おににもう一度会いたい。」「人間よりも青おにを大事にしたらよかった。」など、赤おに、青おにそれぞれの気持ちになって考えることができました。授業の最後には、お互いに思い合うことが友達を大切にすることだと気付き、最後まで真剣に考える子供たちの姿が印象的な授業でした。