校長あいさつ

神南小学校の子供たちを「チーム神南」で一緒に育てていきましょう

 

神南小学校を支えてくださっている皆様、本校の教育活動に多大なるご理解、ご協力をいただき、心からお礼を申し上げます。
 さて、令和5年度の神南小学校は、特別支援学級(わかくさ学級)も含めて18学級、481名の子供たちとで出発します。
本校は渋谷区立小学校の基幹校であることから、特別支援教室(ふたば教室)と難聴・言語障害通級指導学級(きこえとことばの教室)も
併設しており、教職員数も80名を超える大所帯の学校です。子供たちにとっては、それだけ「縁する大人」が多くいることでもあります。
子供たち一人一人の良さをより引き出していけるよう、今年度は各学年に「副担任制度」の導入、算数科においては全学年で
「少人数・習熟度別指導」を行っていきます。また、3つの特別支援学級・教室を併設していることを生かし、通常の学級と連携を密にしながら、
子供たちが個別最適な学びを行えるよう、丁寧な取組を進めていきます。直接学習に関わらなくても、主事さん、事務さん、
給食や交通安全に関わる方々等、子供たちのために職務を行っている職員も本校は多くいます。コミュニティ・スクールやPTAの方々も、
子供たちの応援団だと私は考えております。「チーム神南」を合言葉に、4月より新たな教育活動を進めてまいります。
 なお、新型コロナウイルス感染症への対応については、4月に渋谷区よりガイドラインが出されました。
ガイドラインを基にし、マスクの着脱等に関する本校での対応を別紙にて本日配布しております。ご理解、ご協力のほどお願いいたします。
最後に、令和5年度の学校経営方針につきましては、後日、保護者会や学校ホームページ等においてお伝えいたします。骨子を以下にお示しします。

1 人権教育の充実と多様性の理解、思いやりの心の育成
・人権教育及び多様性の尊重 ・特別の教科道徳の授業改善
・「神南のよいこ」の徹底 ・あいさつを中心とした言語環境づくり ・いじめの根絶
・インクルーシブ教育の更なる理解 ・個別指導計画に基づいた指導、支援
・校内委員会(ひまわりSS)の充実 ・特別支援教育に関する理解教育の推進

2 学習指導要領を基軸とした新たな学びの実現・探究学習の実施
・主体的・対話的で深い学びを視点とした授業改善
・「シブヤ未来科」を主として探究の学習を全学年、他教科での実施
・デジタル教科書等、ICT機器の積極的な活用 ・「デジタルシティズンシップ教育」の推進

3 安全・安心への最善の取組及び徹底
・感染症防止へ状況に応じた適切な取組 ・防災教育の徹底 
・食物アレルギー対応 ・施設設備の適切な管理、環境整備

4 「チーム神南」で職員・児童・保護者・地域が共に「神南の良さ」の体感を
・教科担任制、副担任制度等による組織力向上 ・校務のDX化や人材確保による教員の働き方改革の推進
・コミュニティ・スクール、「神南ひまわりーず」、PTAを基軸とした学校支援体制確立 音楽教育の充実
・校舎建て替え事業の計画的な計画及び周知 ・社会と個人のWell-Being(持続的な幸福)を

1〜4の達成のためには、学校の「安全」「安心」そして、「チーム神南」としての組織力・総合力が基盤となります。
保護者、地域及び関係者の皆様、令和5年度もご理解、ご協力のほどお願いいたします。

令和5年4月 校長 博多 正勝  ※学校だより4月号 巻頭言より