園長あいさつ

 


子供たちが、遊びの中で目をキラキラとさせる瞬間があります。
発見したり、満足したり、成功したり、友達と気持ちがピタッと合ってうれしかったり……
見ているこちらにも、わくわく感が伝わってくる瞬間です。

自分で遊びを見付けること、自分の遊びに夢中になれること、そして、遊びの中で試行錯誤を繰り返して遊びをより楽しいものにしていこうとする意欲は、幼児期だけでなく生涯の学びの土台となります。
さらに、これからの時代を生きる子供たちに求められるものは、仮想空間と現実の空間を融合させた複雑な社会を生き抜く力であると言われ、「非認知能力」といわれる心の力は子供たちが主体的に遊ぶことによって培われていきます。
主体的とは「わたしがわたしであること」が尊重されているということです。
山谷幼稚園では、遊びの中で、その子だけの見方や考え方があることを認め、様々なものの見方にも気付くことができるように、個と集団とをつないで子供たちを育んでまいります。

園庭にたたずむと、新宿やオペラシティの高層ビルの連なりが見えるとともに、代々木公園や明治神宮からの緑豊かな風が吹き抜け、自然の恵みも身近に感じることができます。
山谷幼稚園の園庭は、大都会と代々木の自然をつなぐ小さな里山です。この里山で、子供たちは自然の息吹と小さな命に直接触れて、泥んこになり、息を弾ませながら園のあちこちでわくわくする遊びを繰り広げています。
ぜひ一度、園にいらしてみませんか?
子供たちの遊びと園の豊かな環境をご覧いただければ幸いです。

園長 森山 未来